別館PCチラシの裏日記帳 第2章

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雪道の安全診断!

雪道の危険度判定?
たまにはPC意外のお役立ち情報でも.(^^;
今年も去年に次いで日本海側では大雪になっています。(2014年は12月にしては異常な降雪量となっています)
年末年始休み中にも県外ナンバーの方も多く見られて山形市内ではドノーマルタイヤで走行していた方も見かけました。
この時期に雪国へノーマルタイヤで来るのはホントに自殺行為です!(雪国民だから強く言えるのです(^^; )ので絶対やめて下さいね。
と言う事で、地元民でも把握が難しい雪道の危険判断を書いてみましたので、都市圏でもこれからの季節雪が降ることもあると思いますので参考になればと思います。
 もはや雪道走行はこの異常気象とも言える近年では雪国以外の方も経験せざる得ない状況にもなっているのです。
 
雪道の種類
雪道と言っても何時でも路面が同じ状態という訳ではありません、この雪道の判断こそ事故らない為に大切なのです。知らずに走行すれば必ず何らかの事故を起こすでしょうと経験者は語るのです(^^;(慣れていても事故る時は事故ります)
1.ドライ=まあ晴れた日等道路状況が良好な状態ですね。但しスタッドレスタイヤはノーマルに比べてドライには最適化されておりませんカーブに突っ込んだ運転をしたりノーマルタイヤ感覚での走行は危険。
 
2.ウェット=雨の日の路面状況の事、実はノーマルタイヤに比べてスタッドレスタイヤはウェットには強くないので油断はしないことです。(滑りやすいです)
 
3.パウダー=見ての通りパウダースノーが路面に積もった状態のことで比較的積雪路面でも滑りにくいと言えま
すが、ブラックバーンに雪が積もった状態かも知れないので無謀に飛ばさないように!
 
4.シャーベット=路面に水分を多く含んだ雪が積もっている状態の事、一見滑らなそうに 見えますが実は非常に危険!スタッドレスタイヤの目詰まりを起こし易く一番事故りやすい路面状況と言えます(カーブは特に滑りやすい!)
除雪体制の整っていない地域は要注意!!シャーベットは雪の層が厚くなる程危険度が増します。
今回の首都圏の大雪も路面はこの状態です。
 
5.アイスバーン=路面が圧雪状態路面がフラット状態であれば危険性はそれ程高くありませんが実際は甘くは無くて(^^;轍やチェーンで凸凹が出来ている場合もありますそういう状態は非常に危険!!
 
6.ブラックバーン=路面には雪が無いのですが道路が湿っている様に見えて実は凍っている時があります、それが恐怖のブラックバーンなのですスタッドレスタイヤもほぼ効かず一番慎重な運転を要求されます。
水分を含んだ凍り始めと霧が立ちこめていて寒い朝夕が最も危険!
(霧が立ちこめていると気温が一定になって水分を含んだ半凍り状態が持続してしまう為、視界も悪くかなり危険です)
 
7.(新種?(^^; )ウェット?実は?
この雪国住んでいて初の体験でしたが、朝は放射冷却で冷え込み突如雪では無く雨が降った場合に起こる
雨だと凍っていないだろうと安心するのですが....気温に注意!
氷点下の気温に雨が降った場合はそのままブラックバーン化する時もあるようで大変危険です!
※2014年の冬は寒暖差が激しい為氷点下の気温なのに雨が降るという怪奇現象もよく見られます(^^;
危険度は下に示しますね。
イメージ 1
この様に星の数が多い程、慎重な運転を要します。
しかし、慣れない人は路面状況の判断は難しいと思いますが、天候や気温で簡単に判別出来ます。
一番恐ろしいブラックバーンは気温で判断します、よく橋の手前とかに気温計が設置されていますが路面が濡れていて-2度以下を指示していたら要注意です!
温度が見られない時は、天候を見ます夕空が晴れていて路面が濡れた状態なら要注意!
と言うのは、曇っている時よりも晴れた時の方が放射冷却現象が起きやすく路面も凍りやすいのです。
後は目でも確認が出来ます夜だとヘッドライトに照らされた路面がキラキラ輝いている場合危険です!
却って雪が降っていて路面に積雪が有る時の方が安全とも言えます。
橋の上やトンネルの手前は言わずとも分かりますね?(^^;
後、ブラックバーンに次いで危ないシャーベット状の時ですがスタッドレスタイヤの目詰まりを起こして横滑りして車に接触する事故も起こりやすく、轍から外れたり急発進しては絶対行けません!
圧雪状態でも危険度が色々異なります、先ず路面がフラットで気温が極端に低い日(-5℃以下)なら危険な様で実は比較的滑りません、と言うのはスタッドレスタイヤはこう言う環境に最適化されて居るので一番グリップ力が発揮出来るからでなのです。
但し、轍が有ったりチェーンで路面が凸凹している状態の時は横滑りしやすく非常に危険です!
轍から外れたり路肩に寄りすぎないように注意が必要です、滑った反動で車が1回転する事も有りますので..
(路肩はすり鉢状になっていて横滑りを起こし易い)
もう路面状況が判断付かない時は後続車が居ないことを確認してから低速走行でブレーキを踏んでABSの効き始めるタイミングでも判別出来ます、速攻でABSが効く状態なら..危険度大!
ある程度踏み込んでからABSが効き始める時は比較的滑りにくい状況と言えます。
エアブレーキのトラックでは絶対やらないで下さい!
あとは、車が軽い程滑りやすく事故りやすいと言う事も覚えておきましょう、ワンボックスカーよりも軽自動車の方が横滑りしやすく慎重な運転を要します。
又雪道で10t以上の大型トラックが猛スピードで走っているのも見かけますが絶対について行っては行けません!
あちらは10tも有り滑りにくいですが普通乗用車はそういう感覚で運転していると滑って事故ることもあります!
又トラックは滑りにくい反面滑り出したら止まらないので事故に巻き込まれる恐れもありますし、雪の巻き上げで
前が見えなくなり危険です!
※大型車の方が滑りにくいというのは嘘!(^^;12t車で空車の時は気をつけないと思いっきり横滑りします...
ただ、軽自動車→ワンボックスカー→4tトラック→12t越え大型トラックの順に滑った時恐怖心が薄れるので注意しましょう!滑った時はどれも大変危険です!(特にトラックの場合知らず知らずの内逆ハンドルで体制を修正しているだけで結構滑っていますょ(^^; ※チェーンは早めに履きましょう)
よくニュースで聞く大型車と乗用車の正面衝突事故ではみ出しているのは7割位は乗用車側です。
トラックは滑った場合逆ハンドルである程度体勢を戻す事は出来ますが(積み荷が多いと体勢が戻らない事もあり、こういうのが横転事故に発展して他の車も巻き込む大事故になる事も!)乗用車は大きく滑ったら最後!と言う事を肝に免じて運転しましょう。
こういう場合の交通事故の犠牲者も乗用車側なんですからね。
あと、大型車の後ろにベターと引っ付いて煽って居る馬鹿も見かけますがトラックの運転席側からはあんなに隣接していたのでは死界になって車が居るのか居ないのかわかりません!(大型車には大抵バックカメラは付いてますが走行中は切っている場合が殆ど)急ブレーキ踏まれたらどーすんの?
トラックは煽り効果はゼロ!(近づけば近づく程車の存在が分からなくなる)
それと、運送業者によりますが緑ナンバーのトラックは積み荷の保護やデジタコによる運行管理がありスピードは出せない事情も有る事があるという事もご理解いただければと思います。(管理してない所はバンバンスピードは出すでしょうけどね)
もし、路線バスや配送中のトラックに追突してしまうと配送遅れやダイヤの乱れから高額な損害賠償を請求される場合もあるので注意しましょう..(追突事故は100%追突した側の責任になります)
私もやられた事があるのですがダブルタイヤの隙間に石が挟まっていてそれが飛んできてフロントガラスに当たりひびが入った事があります。
それにスタッドレスタイヤの場合タイヤの溝に小石が入りやすくより飛び石が多くなるのです。
こういう場合運送会社では責任は持てないそうです!自己防衛しか無いと思います。
かと言って雪道でトラックを追い越すのも大変危険!実はトラックがトロイのでは無くて前の乗用車がモタモタしていたと言う事が多々あります。トラックを抜こうとしたら..トレーラーだった!と言う事も..車長が長く追い越すのも長く反対車線を走行する羽目になるので注意しましょう。 
 
あと、4WDの車も要注意!4WDだから雪道は安全!と思って居ませんか?
確かに発進する時に横滑りしにくくスムースで流石雪道に強いなぁ...と思うかも知れませんが強いのは発進する時だけ!停止や走行している時は2WDと一緒なのです、しかも..滑り出したらブレーキもダメ!アクセルを吹かしてもダメ!な最悪な状況に陥りやすく大事故を起こしているのは4WD車と言うのは数多く見ます、4WDは過信しないことです。
FF車の場合滑ったらブレーキは絶対踏まずにチョットアクセルを吹かして滑った方向と逆にハンドルを切ることで体制を戻すことがあります。(戻らないことも有りますが最後まで諦めない事)
FR車は逆ハンドルで簡単に回避出来ます、滑るけど回避しやすいのがFRなのです。
FR車で坂道を上れなくなった場合は? バックで上ると良い。  素直にチェーンをはいてください(^^;
トラックが坂道をバックで登って来ると乗用車側では大変吃驚するのでお止め下さい(しねーょ(^^;w)
 
雪道の安全走行
警察の安全教室ではありませんが一応書いておきますね
 
○車間距離は30m位取ればOKですあんまり取り過ぎると後続車にイライラを買ったり渋滞の要因になるので注意。(但しブラックバーンの時はこれより多めに取る)
 
○ブレーキはやたらに踏まない!雪道で徐にブレーキを踏むと言う事は危険行為!出来るだけローギアを使うなどエンジンブレーキ(トラックは排気ブレーキも活用する)を活用する。ブレーキ操作を連発すると後続車にも恐怖を煽る事になるので絶対しない!
 
○やはり、急発進はしない事!交差点で事故っているのは急発進で車が回転した時に起こる事例が多い。
発進だけは慎重に...スピードに乗れば路面が凍っていても安定して走行が出来ます、却ってローギアノロノロ走行の方が危険です!後続車にもイライラを煽り事故に繋がります!(但し路面が氷の凸凹状態の時は40Km以上出すのは非常に危険!)
 
○地吹雪に遭遇して直ぐに車が停車できないときは? 降雪地の路肩には必ず紅白のポールが立っていますので路肩との境目が分からない時はポールを目安に走行するとよい。
 絶対にセンターライン寄りの走行はしない!粋なり吹雪の中からセンターラインをはみ出した車が現れたりするので大変危険です!(地吹雪で大事故を引き起こす要因にもなります)
 同時に路肩の吹きだまりにも注意してくださいね。
ホワイトアウト(全く視界がきかない状態)に遭遇したら多重追突事故を避ける為に、まずハザードを点けて急に停止しないでゆっくりと路肩に寄りながら停止する。
 
○滑りやすい所は避けて走行する、路面が乾燥していても車が通る所は濡れていますそこがブラックバーンになっていることも屡々..避けられるなら路面が白くなっている所を走行する。
実は雪がある所を走行した方が滑りにくいのです雪の無い所はツルツルでも圧雪部分は滑りにくいのです。 
 
○除雪直後の路面は滑りやすい!除雪直後の路面は綺麗にツルツルになっていますブラックバーン並に注意して走行しましょう!(時間が経てば車で表面が削られて大丈夫)除雪車を追い越す時も慎重に!
除雪後、アイスバーンを削った跡で縦の段差が有る場合が有りますが段差は絶対に踏まない!横滑りします。
 
そして、雪道走行で一番恐ろしいのは...それは「雪道での運転の慣れ」
雪道に慣れれば、この位だったら大丈夫だろうとカーブに突っ込んだり、バンバン飛ばしたりしていると...
きっと事故に遭うことでしょう!と経験者は語るのであった(^^;;;汗汗...
事故るのは雪道でビビり運転をしている初心者よりも雪道に慣れたと(と思い込んでいる)貴方です!(^^;
ホントの雪道の恐ろしさは一回事故ってみないと中々分からない物です、私もこれまで乗用車の損傷は数回ありましたし、橋の上でカードレールに突っ込んで愛車を大破させた事もあります(その時は怪我が無かった事が奇跡(^^;)それからは流石に雪道での無理な運転はしないようになりましたね。
だからといって「1回雪道で事故って下さい」と言っている訳ではありません!事故ったら何一つ良い事は無いのです。
それが人身事故や死亡事故なんてなろう物なら一生償わなければならないんですよ。

刻々雪道は変化しますから予測できないことも屡々ありますので緊張した運転をしましょう。