別館PCチラシの裏日記帳 第2章

世界一!長ーい記事のブログを目指していますw

「ラジオのお話」FM補完放送とFMエアチェックの思い出..等

AM局のFM補完放送(ワイドFM)
朝のニュースでチョット気になる情報がありました、それはAM局がFM波での中継局を設置可能になるというニュースで朝のニュースではAM局のFM進出とか言っていたような気がしますが、趣旨が違うようです。
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AM局がFM局と同じように音楽放送中心のメディアになってしまう訳ではありません。
AM放送は車を運転して居る時には特に感じるのですが音が悪い・・交通情報、きめ細かい気象情報などFMには無い情報の宝庫なのですが、こう言うトーク番組や情報番組だけでは無く音楽番組も多数存在していますが「聞いていられない」まるで無線機で音楽を聴いているみたいw(^^;な感じです。
70年代とかはあのどょ~んとしたAM特有の音質(しかもモノラル(^^; )でも我が東北では民放FMが無かったので称が無く音楽番組もAMで聴いて居たのですw。
ラジオは何と言ってもインターネットの無かった時代ですので音楽情報の要でしたからね。TVに出演しないアーティスト(以前はユーミン中島みゆき等も絶対TVに出ませんでした)も多数いたため民放のAMラジオは貴重な存在でした。ただ、ザ・ベストテンに一時ユーミン松山千春が出演したことは有ります。(ホント稀です)後は洋楽もMUSIC Life等の雑誌と共にNHK-FMとYBCラジオが唯一の情報源でした。(FM仙台が開局する迄は)
2028年に民放AM局のAM波停波の件 2024年1月更新
※民放連はAM(中波)帯の放送を廃止してワイドFMの一本化出来る様に法改正を望んでいるとか・・ラジオ業界はかなり窮地に追い込まれているようです。
というのは、中波放送の波長が150m~300mと長くアンテナの長さが1/4λで50m以上必要になります。それとカウンターポーズに当たるグランド(アース)も広大な敷地が必要です。
その管理と設備投資に数百臆もかかり、FMの20倍もの管理費が伴う事がAM局のかなりの負担になっているのです。大体が2028年頃に更新機に入るためそこを堺にAMを廃止してワイドFMに1本化したいというのが民放AM局の本音のようです。FMだと波長が約3mと短く(中波の1/100)アンテナも小型で済むためテレビ塔の間借りをして設置出来るため初期投資も掛かりませんし維持費も安くすみます。
今回のFM移行に関してはNHK第一と秋田、北海道地区は対象外です。NHK第2、民放局がAM波の停波対象です。
まあ、個人的には今まで沢山の思い出を作ってくれたAMは出来る事なら廃止はして欲しくは無いですね、音が悪いというだけで、あの力強いAMの変調音を聞くと何か落ち着くんですよね。
そして災害時のラジオ難民が増えそうですよね。
AMも実は..音が悪くは無いのです!
AM放送は音質が悪いと言いますが実は送り側では約7.5KHz(両側波帯7.5KHz+7.5KHz)位迄の高音域も送出しているのです!でもハイハットなんかAMでは目立ちませんよね?
※AM(DSB)は決して効率の良い電波形式では有りません(無駄な帯域が発生するため)対してSSBは効率的な電波形式ですが、一時期短波放送でSSB化が検討されましたが音楽には向かない事や送信側も受信側も設備変更が必要なため頓挫・・・w
AM放送をスーパーへテロダイン方式ではないストレート式のラジオとか(今は殆ど見かけませんが(^^; )電波のエネルギーだけで聴くゲルマラジオで1度聴いてみてください。
何と!ハイハットもクッキリ聞こえます!
※但しゲルマラジオは送信所の近くでないと明瞭に聞こえません(^^;
AMが音が良くないと言われているのは受信機側に原因があるのです、混信を避ける為IFフィルターで選択度を上げた結果高音域が受信機で削られていたのです。
結果かまぼこ型の周波数特性になり高域、低域共に貧弱になりAMって音悪いなぁぁ!と言う事になってしまうのです。
ラジオによってIFフィルターの特性が違うので音質の善し悪しはラジオ次第で大きく変わります。
AMの癖に音が良いな!言うラジオもありますし、大昔のHi-Fiラジオと呼ばれるIF特性を3段階くらいで選択できる物も有りました骨董品屋で音を聞いたらホントに音が良かったです(^^;更に・・昼に限って(夜間は遠方まで届くAM放送の特性上出来なかった)昔は放送局側でも7.5KHz迄の音声帯域を15KHz迄拡張した放送も有ったそうです。その為かと思いますが昔はAMの音が悪いとは感じませんでしたからね。
 
AM(中波放送)のプリエンファシス方式
AM放送も実は82年頃に音質改善を実施していますそれはFMでは最初からノイズ低減の為50μsに規定されたプリエンファシスを導入していましたがAMでもニッポン放送がプリエンファシス方式を採用しその後全国の民放AM局すべてで行っています。
NHKもプリエンファシスは採用されたが方式が異なる。
かまぼこ型の周波数特性を改善する為送信側で低域と高域を強調して送出すれば受信機側で失われた低域と高域が補完されて幾分マシな音になるわけです。
プリエンファシスを採用する時各放送局でプリエンファシス有りと無しで比較のオンエアをしていた局もありましたが高域は上限に限りが有るのですが何となくクリアーになって低域も増してダイナミックな音になったなぁ!と感じましたがFMに比べれば屁みたいな物...(^^;でした。
大体がOPTIMODと言う機械を送信機の間に挿入されていたと思いました、但しOPTIMODの調整は特に規定は無いらしく、局毎に違っているように思います。
目立たない技術ですが今は全局で実施しているのかは定かではありません。
 
 70-80年代はFMエアチェックが流行(死語ですね(^^;;)
70年-80年代、私と同じような世代の人はテレビの音楽番組を生録していたと言う人が居るでしょ?(^^;
まるちゃんでも紹介されていましたよね、「あーやったわーナツカシス!」と思ったのです。
マイクをテレビのスピーカーに近づけて生録w(笑
私に近い年代の方はやった事有るのでは?(^^;
小さい頃はマイクで生録しなくてもカセットレコーダーとテレビを接続する録音コードとAUX端子が有るなんて知るよしも無かったのです(^^; 親戚のお姉さんがこれをやっていたのを見て初めてその存在を知ったのでした。
しかし・・テレビから録音するには生録のお袋の「ご飯よ~」以外に敵が存在していたのですヨwそれは当時の歌番組は公開生が多かったのですよねそこに登場するのが「百恵ちゃ~ん!!」「よしえちゃ~ん」とか叫ぶ親衛隊の存在wそのおかげで「煩いよ!!折角の歌が台無し!!!」とか思ったものです。ハハ(^^;
「夜のヒットスタジオ」とか「ザ・ベストテン」などの親衛隊の居ない歌番組を録るようになりましたねw「紅白歌のベストテン」とかは避けていました。でもね・・ベストテンは未だ21時から放送だったから良いのですが、以前の夜ヒットは月曜の22時から放送でしたので子供にとっては遅い時間なので「いづまでテレビ見ったんだず!!はやぐ寝ろ!!」(山形弁w)と親から言われながら必死に録って居ましたw(^^;
でも態々観客が五月蠅かったりフルコーラスが聴けないテレビの歌番組を録音しなくても??ん!?ラジヲ..(^^;;
カセットレコーダーにはFM/AMラジオ(当時はSWも付いていた?)がついて居るではありませんか?
ラジオの音楽番組を録音すれば...ラジオならレコード垂れ流しだし静かなんじゃ無いと子供ながら気がつきました。
 
ローカルのYBCラジオも良い音楽番組が沢山あったのです中には「サンデーミュージックレター」と言うその名の通りハガキでリクエストをしてリクエストに答えてドンドン音楽を掛ける番組、今でこそ珍しくありませんが当時はその発想が斬新で次何が掛かるのかなぁ~♪と夢中になって聞いていました。
そして小学生の頃余った年賀状でボソッとどうせ山形県内一帯からリクエストが来るんだから読まれないでしょ?と半分イタズラでリクエスト(しかも実名でペンネーム書くの忘れたw)をしたらハガキが読まれてしまった!「なんてこった!ぎゃーありのまま読まないで~orz..」次の日学校で一躍有名になってしまった上に隣の大工さんからはBGMでラジオを掛けているらしく「○○君いやぁぁハガキ読まれてたねぇ!!小学生の癖随分渋い曲聞くんだね(^∇^)」とか言われて..顔から火が出そうな程恥ずかしかったです(笑 山形では民放ラジオ局がYBCラジオしか当時は無かった時代ですのでみんなが聞いて居たのでハガキが読まれるものならご近所さんで有名になってしまうのも常w
あの時リクエストしたのはオーディオラックに親父が聞いていたビートルズのHELP!!入っていたのでそのタイトル曲を適当に..(格好つけて洋楽をw(^^; )※テレ東の「なんでも鑑定団」で掛かっているあれです(^^;
意外とリクエストをすると読まれてしまう番組だったようです。
 
そう言えば..TBSラジオの「ディ・キャッチ」でお馴染みだった荒川強啓アナもYBC出身でした今でこそYBC時代のハチャメチャぶりの陰は潜めていますがw(^^;YBCラジオの土曜日のワイド番組「ウィークエンドジャック2PM」をFM仙台へ移籍した板橋恵子アナ(愛称はメメちゃんと言われていてYBCテレビにもよく出演してました)と共に放送していた時代もありました。
板橋アナもYBC時代はお得意のジャズに関する番組(FM仙台でもそうですよね?)にも出ていましたがあの落ち着いた喋り方とは正反対!荒川強啓アナと共演した時のはしゃぎっぷりはFM仙台の板橋アナからは想像できないでしょ?(^^; このお二方は名コンビだったと思います。
※そう言えば!この板橋アナもこの前、山形の放送局に戻ってきましたね!YBCでは無くFM山形ですがジャズのスペシャル番組に案内役として出演していました。(FM山形に移籍した訳では無い(^^;)
 
とにかく放送の彼(荒川強啓)のハチャメチャぶりには初めて聴いた時は驚きました(^^;
テレビはフジ系だったので賑やかなYTSとは正反対でお堅い雰囲気のYBCなのにラジオはこんなに柔軟なんだ..と強い違和感を抱いたくらいです。
※但しお堅いのはYBCローカルの放送でネットしていた(今も)日テレの番組は当時破天荒な番組が多かったですw(^^;服部天皇様も日テレに改善要求を出していたとか聞きます。聞き入れられないという事で11PMを無理矢理打ち切った経緯があります。
その後、82年頃まではYBCに居ましたが突然??フリーになりフジテレビの「おはようナイスデー」などに出演、初めは何でYBCとは無縁のフジ系(当時はYTSがフジ系)の全国ネット番組に荒川強啓が!?と不思議に思ったくらい突然です。
色々説はありますが服部天皇に干されたと言う噂もありますが真相は私は分かりません...(^^;
70-80年代は彼のような独創的なアナウンサーも多くラジオが面白い時代でもありました。
全国放送ではセイヤングとかオールナイトニッポン等も親に内緒で聞いていましたね。鶴光のオールナイトニッポンの前半部なんか興奮しながら聞いていたのも懐かしい思い出w(^^; (後半部はYBCではNETして居ませんでしたが、前半部とは全然雰囲気が違っていましたねw)大阪ローカル(遠距離受信)でしたがMBSヤングタウンなども好きでしたね。(裏送りのヤングタウンAMという番組が有りましたがあれとは違います)大阪のMBSヤングタウンを聞くにはRadikoなんて有りませんでしたので「ラジオの製作」に載ていたAM用デルタループアンテナを外に出してラジオもラジカセでは感度も悪いので兄貴のBCLラジオクーガー2200を拝借して必死に聞いていました。
このBCLラジオでBFOをONにして7MHz付近を聞いていたらラジオとは全く違う楽しそうな会話やCWが聞こえてきた事がきっかけで後のアマチュア無線沼にハマる事になりましたねw
在京局100KWに比べて50KWの小電力局なので弱々な電波でQSBも多くて肝心な話の途中でQSBの谷間になってうおおおお!!早く回復して!!と祈りながら自然現象と戦いながら聞いてましたw
極めつけは、当時のラジオたんぱ(現ラジオNikkei)でやっていた「セクシーオールナイト」番組内容はエロテープそのものでテープに録っておいて後でムフフw(^^;な感じで聞いてましたね。ある日、お袋に勝手にテープを再生されて「お前こだなもの聞んだが!」と罵られてしまい恥ずかしい思いをしたのも苦い思い出w(^^;ハハ
FMではNHK-FM渋谷陽一の「サウンドストリート」もよく聞いていましたね、その後クロスオーバーイレヴン又は、JFNつのだ☆ひろの音楽って何だ!」を聞いて。午前零時からは、JFN系列(当初FM東京→1982年12月よりFM仙台、1989年4月~FM山形で視聴)城達也ジェットストリーム、午前1時からお馴染み「オールナイトニッポン」いつ寝るんだよwみたいな状態で常に寝不足状態(^^;ラジオ大好き人間でした。
2023/10/18追記
10/8にそのセイヤングやMBSヤングタウンでも活躍された谷村新司氏がお亡くなりになりました、私もこれらの番組がきっかけでアリスのレコード等も買っていましたし、ファンでも有りましたね。心よりご冥福をお祈りいたします。
谷村新司さんと言えば、YBCラジオでもネットしていた文化放送(NRN)で放送していた「青春キャンパス」も思い出されますね冒頭の「あっと言う間の30分お茶でも飲みながらお楽しみ下さい」というナレーションに癒やされながら聞いていました。中でもバンバン(ばんばひろふみ)とのトークに爆笑してたのが「天才 秀才 馬鹿」ですね(^^;
70年代東北ではFM局はNHK-FMしか有りませんでしたがFM放送のクラッシック意外(そもそもNHK-FMはクラッシックしか流さないと思い込んでいたのでFMには興味も無かった)そんな時、間違ってチューナーをFMモードにしてクルクルダイヤルを回して82.1MHz(NHK-FM)にしたらジグソーの「スカイハイ」が流れてきたのです・・
この曲は実は「映画スカイハイ」のサントラとしてリリースされていたのですが日本では日テレ系でやっていた全日本プロレスの中継(ミルマスカラスだったかな?)で耳にする曲で割とヒットしていました。「ええぇぇぇ!?」NHKでもこんな曲流すんだなwとチョット驚きました。(^^;
※実は、NHK-FMでは民放では放送禁止になっている曲も流す事も有ります。例えばスターリンなんかも、かなり過激なグループでライブでは臓物を観客に投げつけたり、全裸パフォーマンス等で問題になって民放では曲は放送禁止になっており、まず聞かないのですがNHK-FMではヘーキで掛けていたりしますね。
それを切っ掛けに洋楽や歌謡曲を放送する番組の存在に気がついてその音質の良さに愕いて..そしてそれがステレオ放送だったこと気がつき感動して番組内容も土曜日のローカルで「FMリクエストアワー」という番組がありましたがこれもシングルはフルコーラスは勿論、LPコーナーとか言う物が有り毎週アルバムの垂れ流しも有ったり,、はたまた一人のアーティストやグループを取り上げて特集をしたりしたのでお手軽にベストアルバムもFMチューナーとカセットデッキで出来ちゃうんです(^^;
ただ、NHKらしくアーティストの発掘も盛んで例えば、一躍有名になり「ザ・ベストテン」の常連になっていたアルフィー何かも売れる前からFリクでプッシュしていましたね。(メリアンが売れるまでは暗い曲が多かった..(^^;)
お気に入りのアーティストの特集がある時何かは土曜日は近くの電気屋さんでカセットテープを購入して、学校から一目散に帰って真っ先にステレオの前に正座...(^^; ステレオを兄貴に占領されていたらラジカセをFMのよく入る2階に移動して待機!
Wカセットなんて無い時代ですから2台のカセットデッキを使用して丸取りしてからダビングすると著しく音質が低下したので一発勝負でした。
※このFリクもポカミスが多くてレコードの回転数を間違えたりステレオの片チャンネルしか音が出なかったり色々ありエアチェツカーを悩ませていましたw(^^;
そして1台ベルトが撓んでいたのか回転ムラの多いプレーヤーが潜んでおり明らかに音調がおかしいのでNHKに苦情の電話をしたら・・今生放送しているスタジオに回されて今出演中のアナウンサーが電話口に出て吃驚した事があります(^^;
勿論掛かっている曲の音調がおかしい事はしっかり伝えました!ドサクサに紛れてリクエストしたら「ハガキでしてください」と断られましたね(^^;
昭和ならではの事で今じゃ考えられない事ですw
当時は「FMはレコードがタダで空から飛んで来るみたいなもんだねぇw」等と錯覚していた時代もありましたw 
と言いますか、当時はステレオ音源はレコードから・・・で無ければ生録!しかなくてそこに無料のFMステレオ音源は誰しもが魅力的に感じていたのです。(但しリミッターもかかっていましたし、周波数範囲は30Hz~15KHzで耳の良い人は物足りない物)
勿論エアチェックはFMに移りました、世間でもこのFMエアチェックが流行して「FMレコパル」とか「FM fan」等の専門雑誌があった位です。
その後はレコードのダイナミックレンジの広さやfレンジの広さはFMも超えていて、その音質の違いは当時の若い耳ではハッキリ判別できました(^^; その音質の良さに惚れ込んで第一次オーヲタ時代が始まったのです。
 やっぱりいい音は買わなきゃ聞けないんだねぇ..と気がついた瞬間でも有りました(笑
当時、カセットテープも高性能なクロームテープ(ハイポジ)やメタルテープも登場してFMでは高性能なテープの持ち味をいかせない事からレコードから録音する事でより音の良いテープを作るようにしていましたね。
メタルテープは登場が10年早いんでは?と言われるほどレコードでもハイポジと変わんねぇ!!と言われるほど真価が発揮できませんでした、CD登場でようやく真価を発揮できた高性能過ぎたテープでしたね。(現在高額で取引されています)
FMから録った音源とレコードから録った音源を混ぜるとちぐはぐな音質のテープが出来てしまいますw(^^;これもアナログ時代あるあるですよね。
学生金無し時代なので高い物はアルバイトをして、後はスピーカー等は自作もしましたねぇ..
(不釣り合いな高出力アンプに繋いで壊したのもありましたがw)
その後はネットなんて無い時代ですからFMは音楽情報収集にお気に入りの曲やアルバムがあったらレコードを買う!に変わっていきました。
勿論、友達どうしでレコードの貸し借りもしてましたしね。
(それをテープに録っていたかは定かではありませんと言っておきましょう(^^; )
※現在は他人の所有している音源をコピーして自分の物にする事は「窃盗」と同じ!明確に違法行為になりますので注意しましょう!!(違法ダウンロードも同じ)
※罰則もあります
 
 AM局の難視聴対策放送Radikoの問題点
ああいう時代もありましたが...現在では民放FMが全国に浸透したり高音質な音楽ソースもネットで手軽に入手出来たり、たまーにAMラジオを聞くと「なんだこの音質の悪さは!!」と思って耳をそらしてしまいがちです。
逆に言えばどょ~んとした低音寄りのAM放送独特の音に「懐かしさ」も感じますよね(^^;
所がウチの地元の民放FMの方に付いては全くと言って良い程交通情報とかローカルの天気予報なんて流れません、(これは言い過ぎました朝と夕方は放送してますhi)細かい情報はやっぱりAMですね。
東日本大震災の時は視聴者からのガソリンスタンドの営業情報等のきめ細かい情報をYBCラジオが放送をしてこれでかなり助かった!何てこともありましたしね。(ネットをしていない高齢者にとっても大変役立ったと思います)
 
Radikoでラジオを聞く習慣がある人も携帯ラジオは捨てては行けません!
Radikoでようやく地元のYBCラジオの配信が始まりました~♪(^^)同時に始まったのは?? そうですー
長年の願望であったYBCラジオのステレオ放送!私にとっては「待ってました!」と言うところでしょうか!
70年代にこんなサービスがあったなら...と思うのです。
聞いたところ、音質は思ったよりも良いという点(FM放送よりも高域が伸びているような気がします)肝心の音声はホントにステレオなのか?と思い「オールナイトニッポン」を聞いたら何と!モノラルでしたorz..
Razikoでチョメチョメな設定をすると在京局も聞けますがニッポン放送はステレオなのに...
しかし、ローカルの番組は古くから使われている番組OPを除いてかかっている曲がステレオ!(おぉぉ~)
何時も聞き慣れているCMもステレオで製作されていたんだ..とか新たな発見もありましたしね。
しかもローカル出しは音質がホントに良い事に驚かされます。
それに昔からの習慣なのか?YBCラジオって曲は今時でもフルコーラス掛けるんですね...
ただ、全国ネットに切り替わると音声はモノラルに..NRN JRNのどちらも同時ネットの番組はモノに変わるようですしかも音質も10KHz止まりのような音質の悪さ..orz
原因は全国ネットの回線の方だと思いますAM放送用の回線なので音質の拘りは必要なし、と言う事なのでしょう。この辺も改善されればね..
但し、NRN JRN作成の番組でテープ配信(データ配信?)の物はステレオ収録されているようです。
後はタイトルにもあるようにRadikoが有るからラジオは捨てて良いよね?何て思っていませんか?
行けません!Radikoはインターネットがつながっていないと全く役に立ちません!
4年前の東日本大震災で身をもって知ったのは災害時はインターネットは役に立たないと言う事でした。
停電で光回線は勿論、携帯電話(スマホ)も回線が混んでいてネット自体つながりにくい状態で...結局役に立ったのは携帯ラジオだったのです。
Radikoは3分のタイムラグがあり「緊急地震速報」は全く役に立たないのでご注意を!
AM放送も情報番組やトーク番組が主流なのですが音楽番組についてもFMに負けない(FMより良い位)番組も多数有ったりします(演歌も多いですが(^^;; )
そう言ったAM放送の音質に不満のあるユーザーにとってはRadikoやFM補完放送は大変重宝しますね。
それと夜間の混信対策にも一役買いそうです、夜間はご存じの通り中波帯は吸収する電離層のD層が消滅してしまう為中波放送も電離層(E層)に反射して遠方に届くようになります、夜になると多数のAM局が受信できて楽しい反面、地元局が混信で聞きにくくなってしまう弊害も出てきます。
FM(超短波帯)なら昼夜問わず安定した受信が出来るわけです。
 
まあ、FM波の中継と言う事で..じゃぁテレビの地デジ化で開いたV-Lowも活用すれば良いじゃん!
そうなるみたいです(^^;; (90MHz-95MHz嘗てのアナログテレビの1chに当たる所)
そうなっちゃうと先ず受信機の問題があります、最近のラジオはワイドバンド(76MHz-108MHz)
対応の物が殆ど(そうでもありません!新たに発売されている受信機ではテレビのアナログ放送終了に伴い90-108MHzが聞けない物も増えてます)カーラジオやナビに付いているチューナーは殆どが76-90MHzがFMの受信範囲になっています、私の持っているDAIATONE SOUND NAVIも76MHZ-90MHzでしたorz..なのです
そういう場合残念ながら車の中ではAM局はFMで聞くことが出来ませんね。
これからナビやセンターユニットを買う時は90MHz以上も聞ける物を選ぶようにしたいですね。 
ただ今の所Kenwoodとcrozerria(Pioneer)の2社しか対応ナビやセンターユニットが出ていません。
それと災害時の情報収集の為に携帯ラジオは是非とも備えておきましょう!上にも書いてますが東日本大震災の時は情報収集するにも停電なのでPCでのインターネットは勿論、携帯電話もネットが非常につながりにくくツイッターも震災当日は利用も困難!勿論家のテレビは停電で見られない車の中でカーテレビで見るのにも今度はガソリンが調達困難で長く見られない!(ワンセグも携帯のバッテリーが持たないので同様)情報収集役に立ったのはやはりその時に普段は全く使わないけど偶々置いてあった電池式の携帯ラジオでした。世間でも災害の情報収集に携帯ラジオは備えておく様言っていましたが、ホントにこれ重要!だと思います。
その際は東北放送の事例もありますし、AM専用では無くコミュニティFMも聞けるようFM付きの物を!さらにAMの補完放送も聴けるFMワイドバンドの物(90MHz以上も聞ける物)を買うようにしましょう。古い設計の物は90MHz以上の所に1 2 3とか表示が有る物も有りますよね?そう!旧アナログテレビのチャンネル番号が書いている物ですそれでもOKです!
 
 スマホで90MHz-108MHzの受信を可能にする方法
スマホではどうか?Razikoを使えば解決!何て言いません(^^;ハハ
Razikoの欠点は3分間のタイムラグとネットがつながっていないと聞けない..(災害時は勿論使用不可)ですよね?情報はいち早く聞きたい!そういう場合アプリで電波を受信してFMラジオが聴ける物も多いのですが、アプリだとチョットゆうずがきくので海外仕様に変更すれば良いのです。
SONYXPERIAシリーズを例に90MHz-108MHzが受信可能になる方法を一応書いておきますね。
イメージ 1
 
XPERIAシリーズは流石にラジオの く SONY!と言わんばかりのゆうずが効く設定が出来ますね(^^)
 ※SONYの前になにげに く が有るのは秘密です...コラコラコラ(^^;
 
先ずは、FMラジオを立ち上げて「ラジオの地域の設定」を選びます。
 ※(どこでもFMやLISMO WAVでは無くチューナーを使う方)
 
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 次に「既定」または「イタリア/タイ」のどちらかを選びます。
FM放送を聴く場合は又地域設定を「日本」に戻します。 
地域でAM補完放送をやっていれば、災害時アレ!携帯ラジオが無いよ! 
 と言う時もネットが困難な携帯電話がAM/FMが聞ける携帯ラジオに早変わり!ラジオならワンセグよりもバッテリーは長持ちします。
 いざという時の為にもお持ちの携帯電話の機能でFMラジオが受信できるのか確認しておきましょう。
 ※携帯と言えば今は携帯電話を意味しますが嘗てはトランジスタラジオだったのです(^^;
 
イメージ 3
 これで受信周波数が90-108MHzになり難視聴対策放送も視聴可能になります!
スマホの場合カーオーディオにBluetoothやライン入力がある場合おかしな改造?(^^;をしなくてもカーナビにもAMの難視聴対策放送を手軽に追加出来る利点があります。
FMチューナーが付いて無くても強い助っ人があるじゃ無いですか?Raziko(^^;
タイムラグと7GB規制が気にならない人はドゾー(^^;
※これは飽くまでもXPERIAの設定であり機種によってはFMチューナー自体付いていなかったりアプリの方で地域設定できない場合もあります。
試しに地元のYBCに割り振りされている92.4MHzに合わせてみましたが、未だ試験電波すら出てませんね....いつになる事やら.. 
※YBCは2018年10月1日~の予定になっています。
XPERIA Z5以降地域設定をしなくてもFMはワイドバンド仕様に変更になっています。(76MHz~108MHz連続カバー)
AMの難視聴対策放送の詳細、地元の放送局の周波数割り当てなどは下記をご参照ください。
参考URL:
 
AM難視聴対策放送の可能性とラジオのデジタル化の話はどうなった!?
従来の76MHz-90MHzはAM局が入るスペースは無い程都市部はFM放送の帯域はコミュニティFMも増えてきましたので過密気味になっていて、もしAM局もそこに収容した場合新たな混信問題も出てくるかも知れません。
じゃあ、テレビと同じくAM局も地デジ化すれば良いじゃ無いの?と言うわけにも行きません。
デジタル化で新たに1200億円という巨額な出資が必要になりテレビ局よりも格段に経営状態が良くないラジオ局にとっては大きな負担となり、地デジ化してしまうと、テレビでも有った受信機の付け替えや買い替えが生じて、最悪視聴者を失ってしまうと言う最悪なシナリオもあり得ます。ただでさえ経営状況の厳しいラジオ局にとっては酷という物です。(ラジオ局のデジタル化は頓挫状態です)
 
このAM放送のFM中継局の設置には被災地3県(岩手、宮城、福島)に関してはかなり積極的だそうで、それもその筈で、TBC東北放送の送信所(仙台市若林区)が津波で被災しており、暫くの間メインの送信所が使用できずに、八木山に有る予備の送信所で災害情報を流して肝心な放送波は非常に弱く受信困難な地域も多発したとか....そういう苦い経験もあり、FM(VHF)なら直進性がある為高い場所に送信所を設置しなければならないので自ずと津波対策にも有効な手段となり送信設備も既存のテレビ用の鉄塔を間借りできる等メリットもあるのです。
それにRadikoの様な約3分間のタイムラグも発生しませんので「緊急地震速報」も有効です。
参考URL:
イメージ 4
仙台地区の場合嘗てはTBCテレビで使用していた周波数(の一部)でTBCラジオが使用するという事になるんですよね。
もしかして?あのTBC本社前の鉄塔や送信アンテナもそのまんま使用するのでしょうか?チョット興味がある所ですね!Date-FMのアンテナを間借りするのかも知れませんけどね。
左はTBCのステータスシンボルになっている嘗てのアナログテレビで主に使用していた鉄塔です。
子供の頃家族でよく行った八木山ベニーランドからよく見えていました。
小さい頃凄いタワーだな?と思っていつも見ていましたね。
あのアンテナからビビビと電波が出て山形まで飛んでくるのか!凄いなぁ..と思っていました。
頂上にはアナログテレビで使っていたV-Lowのスパーターンが有ったはずですが??今は?肉眼で見ても有るのか無いのか分かりませんでした(^^;
鉄塔自体はテレビ以外でデジタル用のSTLも付いていたので解体する事無く今も残っていました。
仙台のステータスシンボルにもなっているので解体はしばらく無いでしょうね、夜はライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出しています。
となると、TBCラジオもFMで山形県内でもクリアーに受信できます!以前はTBCテレビはテレビ音声が受信できるラジカセでもロッドアンテナだけで受信できていました。
因みにAM局の送信所が大抵山の上では無く平地にあるのは波長が最大で300m以上有る(因みに携帯で使う800MHzで波長は35cm)為にエレメントも長く大型になる為山頂に設置するのが困難なのと、中波帯の電波は直進性と言うより地表を這うという形で伝搬する(地表波)為に障害物に強いので敢えて高い所に設置する必要が無いのです。(但し鉄筋コンクリートの建物の影は非常に弱い)
追記..
TBCラジオもFM93.5MHz(ステレオ)でFM補完放送開始!
越境受信には今は無用と思われたVHFのテレビアンテナがそのまま利用出来ます!
上記のとおり!本社の旧テレビ塔から電波が発射されるようです!
送信アンテナは新しく付けたのか?周波数が同じだったTBCテレビ(1ch)のアンテナをそのまま利用するのかは不明。
デジカメのズームを通して見ると本社敷地内の鉄塔には天辺にSTアンテナは付いているのを確認してます!
その時は残念ながら補完放送の電波は確認出来ませんでした。
山形からTBCのFM補完放送をスマホのアプリで受信成功!
Radikoじゃないよ(^^;
本放送は2017年4/1からですが、既に試験電波が出ている筈(受信環境がスマホしかない(^^; )ので仙台まで行くのも面倒なので山形県内で試してみました。
今回使用した受信機XPERIA Z5+HTCイヤホンマイク(リードアンテナ)
イメージ 5

先ず、受信環境はXPERIA Z5+イヤホンのコードアンテナ(かなり貧弱..(^^; )実家近くの場合車でグルグル回るとこのショボいアンテナでは全滅(全く無反応..)やはりココは外部アンテナ必須のようですね..タダFM仙台は一瞬だけモノで受信できました。
※但し、実家に未だ立っていたFM5エレ(25dbブースター付き)から来ているケーブルの心線にイヤホンを絡めると..SINPO55555(ステレオ)で93.5MHz/77.1MHzがバッチシ受信できました!(^^)
そりゃそうですよね..それでTBCテレビの最後を見てたんですから(アナログのね(^^; )
受信感度が良い80s"ラジカセの場合ロッドアンテだけで77.1MHzは受信可能(ワイドバンドで無いのでTBC未確認)
それと見知らぬ周波数83.7MHzで強烈なFM局を発見しましたが、2015年に開局したNHK-FMの朝日局でした..なんだ..CFMじゃないのね..
実家から帰る途中、寒河江市大江町河北町の間は時折ステレオで93.5MHzが受信できる事を確認!
3/26現在、サイマル放送の試験電波は出て居る事を確認出来ました!
TBCでは無く安もんラジオで良く起こる「混変調」だと行けないので念の為カーナビで1260KHz(AM)をワッチすると間違い有りません!TBCラジオサイマル放送です。
大江町内でSINPO32242(モノラル)河北町内の奥羽山脈から離れている場所でSINPO35454(ステレオ)結構クリアーに受信できますね、ココは以前アナログの在仙民放テレビが4つともクリアーに映った所です(地デジはカーナビのテレビでは在仙局はワンセグすら擦りませんでしたw)
我が家近くの奥羽山脈に近づくと...フェードアウト..スマホのイヤホンアンテナでは受信不能....
※そもそも今住んでいる場所は以前TBCテレビは映らなかったそうです...
当然仙台放送も幾ら頑張っても綺麗に映らなくて、夏場はスノーノイズだらけの仙台放送がテレ東(東京タワー波)につぶされてしまう始末...シマシマのビートが常に伴っていて偉い事になっていました。
仙台放送が終わると..スカッ!!とテレ東が浮かび上がるという...(^^; (OXより映りが良かったです)
県外波だけで無く県内波もUHFはゴーストが発生していて「対策が大変」な状況だし..
実家よりど田舎で無いし、電車(新幹線www)も走っているのに何でこんなに電波状況が良くないの!(`Д´)ノ
と腹が立つ程アナログ時代は電波状況が悪かったです。(今は地デジ化で全て解決!)
お陰で、こちらに越してきたのがさくらんぼテレビ開局1年前だったのでフジ無し民放は3局..の屈辱を1年間味わいましたねぇ(笑w
いや..東京タワー波の8ch(フジテレビその物) がNHK終了後のAM1:00位から拝めたのでフジ無しでは無いですねw(フジの深夜枠のみ視聴可能)
 
と言う事で山形からTBCのFM補完放送は直接波を受信するのでは無く山岳回折波受信になるので、簡易受信機では「キツい..」というのが結論です。もう、Radikoプレミアムで聞くのがベストなのです(^^;
飽くまで簡易受信機での結果なので、カーナビやセンターユニットがワイドFMに対応していて車に付いているアンテナを利用出来ればもっと良い結果は出ると思います。
 
又タイトルにもある様にアナログ時代に使っていたVHFのオールバンドアンテナもV-LOW専用アンテナより利得は稼げませんがFM補完放送用のアンテナとしてそのまんま利用可能です。
但し、90MHz以下の本家のFM局を受信する場合指向性が逆になってしまうので目的の局に反射器側を向けるようにします。
勿論、FM専用アンテナも95MHz位迄なら問題なく使えますよ!(昔FMアンテナでTBCも見てたので(^^; )
※V-high専用のアンテナはFM補完放送とは周波数帯が違うので使用できません。
お次は地元のYBCさんの番ですよ!!未だ話すら出てないようで...まあ、AMの送信設備に一時期お金をかけたので中々重い腰があがらないのは解りますが...夜間KBSの混信がぁぁぁ!!!ホント長年困ってます!
FMに行っても今度はEスポで韓国のFM局の混信がぁぁw
※でもご安心下さい!FMとFMが同一周波数に存在した場合FMチューナーにはキャプチャーレシオ特性と言うモノが有り弱い方の信号を押さえる(弱肉強食の法則)特性があるのでアナログTV局にFM局が混信した時みたいな大きな影響は無いと思います。
何はともあれ、東北6県で周波数割り振りが有るのに何にも動きが無い(予備免許すら交付されていない)のはYBC(山形)のみ!全くやる気を感じませんね...
とは言え、YBCの旧送信所の鉄塔が未だ立っている所を見ると..そこからFM補完放送をする事も考えられます。(麓から見ると西蔵王の鉄塔は減っていない)
※2020年現在YBC/YTS用のテレビ鉄塔脇に有った旧YBCの鉄塔は撤去されました。現在のYBCのFM補完放送はテレビ用鉄塔を間借りしての送信と思われます。(FM山形との共用では無い)
 
FM電波の利点と欠点、嘗ては挙って民放FMを聞く為にFM放送の遠距離受信
FM局とAM局の戦い?
FMはVHF帯だから電波は飛ばないのでは?と思うかも知れませんが、私が既存のDate-FM(77.1MHz)を毎日仕事で移動中の車で聞いてますが、送信所の位置が良い所にある為に異常な程サービスエリアが広いです(^^;;
北は岩手県の水沢辺りまで南は福島の郡山迄は余裕で聞こえます、西側は奥羽山脈に阻まれた山形市内でもコチラは直接波では無く山岳回折波で余裕で受信できます。(山形市から一山越えた我が古里でも2段回折と思われる受信で何とDate-FMがラジカセのロッドアンテナだけでガンガン聞こえます...割としぶといですね!(^^;;)
寧ろ東北放送よりもサービスエリア広いんじゃないの?と思う位なのです。
しかも、中波帯に比べて波長が1/100(3m)なので比較的建物の影に回り込みやすく建物の影であっても仙台市内であれば受信には問題有りません。
それに、FM放送の帯域であればパソコンやADSLが起因するノイズの影響も受けませんし、FM(周波数変調)の電波形式はアナログでもノイズの影響は受けにくいのです!
一番効果的なのは雷が鳴った時、送信所が間近な場合鳴りませんがAMはチョットでも電波が弱くなると「バリバリバリバリ!」と凄まじいノイズが出ますがFMだと出ませんよね?
良いことずくめなのですが所詮アナログですので欠点も有ります、第一マルチパス(多重反射波)に非常に弱い事建物や山の陰でマルチパスが発生すると音声が歪んで聞き取りにくくなる最大の欠点があります。
嘗てのアナログテレビは「ゴースト」という症状が出ましたよね?あれもマルチパスの影響で出るモノです。
と2番目にステレオ放送になるとノイズが増える欠点もあります。
併せて19KHzのパイロット信号が若干音声出力に漏れてこれが聞こえる人は聞こえます(^^;(チョット耳障り)
今のチューナーやカーラジオは性能が良くなっていますのでステレオ放送だとノイズが増えるの?と言う気がしますが初期のFMステレオ対応のラジカセやチューナーは受信状態が悪化するとステレオモードだと凄まじいノイズ(サー音)が出た為泣く泣くモノラルに切り替えて聞く事もありました。
FM放送のステレオ放送(マルチプレックス)はFM-AM方式(メインはFMでもサブキャリアがAM変調となる為ノイズも拾いやすい)対して絶滅してしまったアナログテレビの音声多重放送がFM-FM方式ステレオ放送でも比較的ノイズの影響を受けにくい方式だったのです。
 
そういうFMの欠点を補う手段としてマルチパスの低減とステレオで安定受信をする為に挙って5素子、8素子の外部アンテナを立てて対策をした物です。(遠距離受信も兼ねて)
そのお土産として南側にアンテナを向けると東北では存在しない民放FM山形では村山地区を中心に夏場は安定してJFNのキー局であるFM東京(80.0MHz現東京FM)が何とかステレオで受信できました。(冬場は不安定)
ラジオダクトによる伝搬だと思います、現在もコンディションが非常に良い時だと山形市内でカーラジオで80.0MHzが受信できる事を確認しています。
81.3MHzのJ-WAVに至っては混信はありますが強い時だとローカル局なの?と思うくらい強力に入感する事もあるようです流石スカイツリー送信ですね!(冬場はカスカス..か聞こえませんが)
Eスポでは全国で民放FM4局時代は80.7MHz(+80.0MHz福岡局)のFM福岡がガツン!と入感してFM東京を潰すほど強力でした。
 
1982年12月1日「FM仙台」(現Date-FM)開局で東北のFM環境が大幅に変わる
そして1982年12月1日に東北地方にFM革命が起こりますそれはJFN系列のFM仙台(現Date-FM)の開局その頃は未だFMファンが大勢いた時代ですから衝撃的な出来事だったのです。
東北初の民放FMの開局で周波数も77.1MHzと低い為にサービスエリアも大変広い事も予想されていました開局した年の10月頃から試験電波(音楽の垂れ流し)が発射されましたが山形県内の村山、東置賜地区では殆どの地区で外部アンテナがつないであれば案の定ローカルのNHK-FMと殆ど変わりなく良好に受信できたのでNHK-FMのローカル番組の脅威にもなっていたようです。
私にとっても「FM仙台」の開局で視聴する音楽環境が大きく変わりました、今迄は洋楽も聞きますが(但し周りの友人に影響されて聞くのはハードロック限定)邦楽が中心(NHK-FMのローカルの番組がどちらかと言えば邦楽中心だった為)だったのが当時の民放FMは総じて洋楽がかかる割合が大変高かったのでかなりそれに影響されました「80s」と言われる幅広いジャンルの曲を今でも聴き続けているというのは少なくてもFM仙台に影響されたとしか言い様がありませんね(^^;(ハードロック以外も聞くようになりました)
プラスしてその頃MTVブームで洋楽のプロモーションビデオを放映するテレビ番組も多数あったのも影響していますね。
テレ朝のベストヒットUSA、MTV(未だスカパー!が無かったので地上波で夜中やっていました) やテレ東のTOKYO Rock TV(これは東北放送で時差放送していました)等々..
80年代これまで洋楽の動画が見られる機会が限られていてNHKで偶にやるライブこれはホントに田舎の音楽ファンには重宝しましたね。NHK様々でした(^^;貴重なRCサクセションのライブもやってましたしね。それを丁度お婆ちゃんが見ていて(お年寄りはNHKしか見ないので何をやっていてもNHKを見ている習慣があるw)「お前んちのおばちゃんナウいじゃん・・」(^^;とか丁度家に遊びに来た友人に言われましたw
東京12チャンネル(→テレ東)の「PIONNERステレオ音楽館」(これも東北放送でスポンサードで時差放送→同時ネットでやっていました)ぐらいでしか拝む事が出来なかったのが、この頃からテレビ(地上波)でプロモーションビデオ(PV→現MV)を多数目にする機会が増えました。
 
そう言えば、YBCラジオの「あぼんがぼん村」と言うローカルの番組中提供が県内ナショナル(Panasonic)店会提供とも有ってBCL(ラジオのDX受信を趣味とする事を指していた)についての話題も多く「庄内地区でFM仙台を受信できるでしょうか?」のリスナーからの質問に対して懇切丁寧に専門家の方の説明があったのを思い出しました。回答は8素子程度の八木アンテナを東方向に向ければ月山や羽黒山系から離れていれば山岳回折波で受信できるかも知れません、とか説明していたと思います。(保守的なYBCがライバルにもなり得る局の受信サポートをしている事に驚きました(^^; )いくら何でも庄内じゃ無理だろ?アホか!と思いきや...
実は酒田市内で8素子の位の八木アンテナが東向けに立てている家も数件見かけました、実際FM仙台フェージングがある物の受信は出来ていたと言う事です。(Wikiにも出てます)
山形県内の村山地区は今まで東北放送テレビを受信していた世帯ではV-LowアンテナをFMチューナーにも分配すればバッチシFM仙台も受信できました、これにより不安定なFM東京の受信から解放されたのです。
当時、城達也がパーソナリティだった「ジェットストリーム」や「お笑いマンガ道場」でお馴染みだった柏村 武昭がパーソナリティの「SANSUI ベストリクエスト、青木小夜子さんの「こんにちは。こんにちは。も一つオマケにこんにちは!」で始まるFM仙台では16時台に流れていた番組「FMバラエティ」(これはEスポの時FM福岡で耳にしていた番組)等々..今までノイズまみれで聞いていた番組もクリアーに聞く事が出来るようになったのでもの凄く感動しましたね(^^;
 
それと民放FM特有のオーディオメーカーが絡む時報「ステレオ~♪トリオ~♪...3時です ポーン」をFM仙台を通して聞こえた時には「おぉぉ~!!何てクリアーなんだ!」と又感動w(^^;
オマケに、FM東海の名残でFM東京では18:00位から21:00位までセミナー番組で音楽番組とはお別れ..(^^;
それが無いんです!ずーっと音楽番組(FM仙台はこの時間帯はローカル出しが多かった)これも嬉しいポイントでしたね!も一つオマケに何時しかYBCから姿を消していた板橋アナの声もFMのクリアーな音声で聞けて良い事づくめでしたね。(^^;
当時の民放FMのスポンサーは軒並みオーディオメーカーが軒を並べていたのです(オーディオブームだったというのも有ります)現在の「cosmoポップスベストテン」も「DAIATONEポップスベストテン」で、しかも1時間番組でしたしね。
オーディオメーカーがスポンサーですから我が社のオーディオシステムでじっくり音楽をお楽しみください!(^^;
的な番組が多かったですよ..曲もブツ切りでは有りませんでした。(フルコーラス)
※TRIOはKENWOODの嘗ての日本での商標です。(通信機メーカーとしても有名でした)
上で触れた「山水ベストリクエスト」もスポンサーのオーディオの名門SANSUIらしく音楽をじっくり聞いて下さい!的な番組で掛ける曲も幅広く必ずフルコーラス掛かる為エアチェックのメッカにもなっていましたが...FM仙台が出来るまでは時より通るトラックや田舎らしく耕耘機(^^;から発せられるイグニションノイズ「バリバリバリバリ..」に怯えながらエアチェックしていましたw
それとVHF帯特有と思われる冬場空気が乾燥すると「ジー...」というノイズが出ますがそれも遠距離受信の悩みの種でしたね。
※ノイズに強いFMと言われますが実際は電波が弱いと雷やこのイグニションノイズの標的になっていました。
(今は車の性能が良くなりイグニションノイズ自体出なくなっています)
山水電気と言えば?オーディオアンプでも名器が多いですが電子工作好きの私にとってはトランスを作るメーカーといしのイメージの方が高かったです(^^;
又FMでもフルコーラスでは無く「テレビサイズ」と言われるショートバージョンを流す番組もありました。
エアチェックして友達に聞かせたら...「なんだこりゃ?短くね??」と言われて始めて気がつくほど巧妙でした(^^;
その番組のために態々作ってあるのです。
番組内で10曲フルコーラスだと掛からない為ショートバージョンを作っていたのです。
その番組こそ「全農Count Down Japan」の前世「コ~セ~化粧~品♪コーセー♪コーセー♪歌謡ベストテン~♪」でお馴染みだった「コーセー歌謡ベストテン」このフレーズは現在も別の番組で使われてますよね?(^^;
眞鍋かをり のコーセー化粧品提供の「KOSE Your Songs Best 10」(JFN系列 毎週日曜 11:00~放送)
最も歌謡ベストテン時代のおばさん??コーラス(失礼!!)では有りませんが「歌謡ベストテン」を彷彿させるジングルですね!一瞬「アレ?」と思ってしまいましたねぇ(^^;w
 
因みに地元のFM山形が開局したのはそれより遅れる事7年後の1989年(平成元年)の4月です、その頃になるとCDも普及しており、レンタルCDも既に始まって居たのでFMエアチェックも下火になっていてFMは音楽情報を得る為の物に変わっていて衝撃もありませんでしたね。
「やっとかよ...ホント山形は遅れてるな!」と思ったくらいでした(^^;
開局順では東北で福島に次いでワースト2 ...
それよりも同年開局3局目の民放TV局であるTUYの開局の方が嬉しかったのです(^^;
まあ、車の中でも安定して民放FMが聞けるようになった大きなメリットはありましたけどね。
FM山形の開局が遅れた理由は民放FM参入企業が無かったからでは無く逆で申請が多すぎて一本化が難しかったからと聞きます(服部支配下のYTSもFMの開局を目論んでいたとか...)
当初服部天皇はFM局の開局には乗る気では無っかた様で山形の報道機関の攻勢「山新グループ」(山形新聞、YBC、YTS)が有り圧力も掛かっていたのかも知れません。
※結局最終的には日経新聞山形新聞で主導権争いをした結果山形新聞が主導権を握って当時YTS常務兼YBC編成部長が取締役社長に就任しているとWikiには有りますね。
開局当初からYTSとは関係性は強くYTSの番宣(未だフジ系の頃田岡さんの火曜ロードショーの番宣なんかもしていましたねw)も数多くしていましたね。現在もYTSが絡むイベントのCMも多いですね。 
そのFM山形も高音質でステレオ放送のFM放送の特性を生かした番組作りをアピールしていてYBCラジオに対抗意識満々だった事も思い出されますね。
現在は徐々にスポットも埋まり広告収入も上がった為か?FM山形の立派な局舎が出来ています(読売新聞山形支社が同居しており現在は主要株主になってます)
 YBCもそれに対抗すべくサービスエリアの広さをアピールしてチューニングしやすくする為すべての中継局を同一周波数の918KHzにするなど対策をしていたように思います。
※YBCは精密同一周波数放送の構想を既に60年代からしており1995年に敢えて918KHzに周波数を統一しました、精密と付くのは例えば本局と隣の中継局が少しでも周波数がズレればAM(A3E)の特性上ビート(ピー音)が出てしまう為に周波数のドリフトが極めて少ない送信機を使わなければいけないので簡単な技術のようで実は結構難しい技術なのです、なので実用化まで20年以上掛かったわけですね。
(北海道でも古くから精密同一周波数放送をしている局があります)
精密同一周波数放送は2~3中継局の電波が受かってしまう地区も必ず出てきますそういう場合電波が干渉し合ってフェージングとして症状が出てくる欠点もあり、嘗てのAMステレオ放送もやったとしても実用的な音質にはなりません。
AMステレオ放送はフェージングがあると音像が一定にならず左右にフラフラしたり逆相になったり...もう聞けた物ではありません(山形でTBSやニッポン放送のステレオ放送を聞いた時にそのように聞こえました)
今はAMステレオを実施している局は僅か4局になってしまいました。
そういう理由でこの精密同一周波数放送は行わない局が多いのです。因みにNHKはやっていません(中継局毎に周波数が異なる)
そして道路の至る所に「ラジオはAM !! 918 YBC」という大きな看板を掲げていました。FM山形に対抗心見え見えでしたね(^^;
 今は、全国の話題はFM山形、県内の情報はYBCラジオという棲み分けが出来ているように思います。
お隣のABSラジオではRadikoの参入は未だですが先行してFM補完放送をしていました。
聞いたところ、ステレオ信号(サブキャリア)が常に出ておりステレオ放送でした、但し全国ネットの番組はYBCのRadikoと同じくステレオモードでも音声自体はモノです、ローカル出しはステレオでFM放送と変わらない音質と言ったところでしょうか?(TBCのFM補完放送も同様)
 
 民放FMは音質が悪くなった?
 それとNHK-FMはともかく民放FMの音質が開局当初よりも悪くなったような気がします。
※年齢が行って君の耳の周波数特性が劣化してきてんじゃないの?と言う声も聞こえそうですが(^^;;一応ですけど下の紹介しているソフトで私の耳の周波数特性は現在鼻づまり気味で40Hz~17.2KHz(鼻づまりなしで18.2KHz位聞こえる事も偶に有ります(^^; )FMの周波数特性が20Hz~15KHzで高域側はクリアしてます!
 
コミュニティーFMはまあ称が無いですが、民放FMの方も製作費の節約なのか分かりませんが音源に明らかに圧縮音源を使っている番組もあります。(質の悪いMP3みたいな通称チュルっているものも!)
以前民放FMも全国NETとSTLはPCM回線を使用していたらしいですが中継コストが嵩むのか衛星回線光回線でした失礼!)に切り替わったと言う話も聞きますのでそれも影響しているのだとおもいます。FM山形なんかは局舎が西蔵王送信所が見えない千歳山の麓にあり、どうやって西蔵王に放送を送っているんだろ?と疑問が有りましたが局舎移転時にFTTHに変更したみたいですね。
お陰でFM山形の局舎前なのにFM山形の放送自体(80,4MH)の受信状態悪くがマルチパスが多く歪んで聞こえるという不可解な現象も起こって居ますねw(^^;
一方のNHK-FMは昔から変わらない音質、という感じがします。
 
  と言う事で、書きたいことは色々有りますが(^^; これからの進展を楽しみにしたいと思います!
※参考文書 Wiki 1978年放送の秘蔵のw? NHK教育「オーディオ入門」の懐古ビデオ