別館PCチラシの裏日記帳 第2章

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AKG K242HDを購入しました。

ヘッドホンを購入AKG K242HD
さて、デジタルアンプの製作も本職の方が非常に忙しくて停滞していますが、ボチボチパーツの確保などしている最中なのですが、FET差動ヘッドホンアンプとかUSB-DACを製作しているのに何で今迄ヘッドホンに拘らなかったんだろ?と..疑問に思い遂にチョットまともなヘッドホンを購入する事にしました(^^;;
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今迄アンプの評価氏はこのくSONYのMDR-ZX600と
言う売値で5千円もしない安いHPで評価していましたしかしですよ...私が糞耳なのでしょうか?
意外とまともな音が出ているかのように思って居たのですが、その装着感と来たら最悪!
一応耳乗せタイプの密封型と言う事で、密封型である以上その重低音の豊かさは捨てがたい物が有ります。
どのくらい装着感が悪いかというと、しっかりした作りとは裏腹に頭が締め付けられるようで耳も長時間装着していると痛くなってきます。
お休みMUSICを聞く時も20分しないウチに無意識にHPを外してしまっているという...(^^;;
 
 
そこで...AKGと言うメーカーがモニターHPで有名ですが低域不足の製品も少なくなく評価はマチマチ...
今回は(今回はって..続きがあるかもです(^^;; )AKGでも低域がよく出るという噂のK242HDを試しに購入する事に..正規品では無くサウンドハウスから並行輸入品の物を購入してみました!
ええ..勿論MADE IN CHINAですよ(^^; 色々コードの断線とか検索するだけで出てきますが音質の評価も悪くは無い様なので一応ね(^^;
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参考URL
これです!
気になっていたAKG初の購入なのです。
言っちゃ何ですが第一印象はくSONYのHPよりもお値段にしては安っぽい印象を非常に強く感じました。
付属品も貧弱..変換プラグが1個付くだけ...
これホントに\16,800???嘘でしょ?(^^;
と思ってしまいました。
軽いし..
しかしその軽さ故のメリットが後々よく分かったのですね。
 
では早速試聴してみましょう!ワクワクなのです!
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HPアンプも3種類
上から
1.前回ご紹介のサイズKama Bay AMP2000Rev.B
2.ペルケ式FET差動HPアンプ
3.LinkMan HPアンプキット(アップグレード済み)
※ペルケ式トランス式USB-DAC内蔵
徐に一番良いであろうトランス式DAC経由でペルケ式FET差動HPアンプ出来居た所..「何これ?」
ハッキリ言いましょう、ガッカリです
音が薄く、低域もかなり物足りない薄っぺらいサウンド..しかも出てくる音も低いし..インピーダンスも高く、効率もSONY MDR-ZX600に比べて良くないようです。
初めはMDR-ZX600の方が良いんじゃ無いの?
とすら思いました。
ふと思い出したのがエージングをしないとHPもスピーカーと一緒で本領を発揮できないと言う事を思い出しました。
そこで..100時間程度音楽を流しっぱなしでエージングをして又聞き直した所..初めて音出しをした時とは別物の音が出て吃驚しました(^^;
薄っぺらいと思って居たサウンドが一変!もう聞き慣れた音楽を聴いても斬新さを感じる程の音です!
少々平面的な音には聞こえますが楽器の音がしっかり分離されておりサビの部分でも楽器が隠れる事は無くハッキリクッキリ聞こえてくるのです。
何より愕いたのは高域の抜けの良さ!最近のHPはお店で試聴しても低域は誇張されているのですがこんなに抜けの良い高域を出す物は少ないと思います。
80年代頃の高域を意識したサウンドが多い所謂80'sと言うジャンルを聞くには非常に適しているヘッドホンだと思います。
最近の電子楽器満載の重低音重視の音楽を再生しても重低音が録音されていれば素直に再生してくれます。
AKGにしては低域が出ている印象を受けますが、MDR-ZX600に比べると控えめです。
私はこれは却って低域を誇張せずに素直に出て来るというのは好感が持てましたね、最近多い超低域が録音されていないソースにも色を付けてしまう製品よりは良いかと思います。
最近のアナルタイプいや..(^^;; (アナルに刺すんかい!)失礼..カナルタイプとか低価格な耳乗せタイプの密封型だと重低音と共に鼓膜を直接揺さぶる感じがして気持ちが良い物ではありません。
低域の量感は素晴らしいですが...その点、開放型ならそういう事は無くリラックスして音楽が聴けそうな気がします。
その代わりご想像通り音漏れもそれなりにしますので野外に持ち出して使う物では無いですね。(でかすぎるし)
あとは、先に述べた安っぽいと思った製品の軽さには実は大きな意味が有る事に気がつきます軽さは装着感の善し悪しにも影響するんです!MDR-ZX600は小さい割には金属質で凄い締め付け感がありましたが、K242HDはそれは無くて耳全体を優しく覆う感じででかい割には長時間掛けていても疲れません。
出てくるサウンドも優しい感じで耳を突き刺す感じの音では無いのです、お休みMUSICを聞く際も大体12曲程度ですが音楽が終わっても朝まで装着したままでもぐっすり眠りにつく事が出来ます。
無意識にヘッドホンを外す事も無くなりました(^^;
それと、録音品質の良いソースだとウトウトしていても「はっ!」と思ってついつい聞き入ってしまう事も屡々..
 エージング後のK242HDを1度使うとMDR-ZX600はもう戻れない感じが非常にしますMDR-ZX600の雑味が表に出てしまっている感じなのです、あと上の3種類のHPアンプで比較した所、K242HDだとHPアンプの特性をも前面に出てきます一番クリアーに聞こえたのは意外にもLinkMan HPアンプ(OPA2134PA効果がでかい)ですK242HDの持つ高域の抜けを一番発揮出来るような気がしました。
OPA2134PAの済んだ高域が発揮できている感じですね、但し高域寄りの音なのでもうチョットコンデンサなどのパーツを厳選すればチョットは落ち着いてくれるかも知れません。
そして、低域はチョット不足気味ですが意外とまともなサウンドがKAMA bay AMPのHP端子でも得られた事これは意外ですね(^^;
そして一番バランスが良いと感じたのはやっぱりペルケ式FET差動アンプ経由でした。
ただし、帰還量を調整するVRで抵抗値を37Ω程度にして増幅率を高めに設定した方が適正な音圧で聞く事が出来ます。(デフォルトの51Ωだとボリュームを3時位に上げないと適正な音量になりませんでした)
と言う事で、ヘッドホンを変えるだけでかなり幸せになれる事を実感した次第です(^^;
但し、これで満足するような耳ではございません(^^;; ポソッと平面的なサウンドと言いましたがそこがこのHPの欠点だと思います。
勿論ヘッドホンで聴く時は真横から耳を押さえつける形なのでどうしてもスピーカーを離して設置して聞くよりもステレオの音場が狭く感じてしまうのは割り切るしか有りません。
幾らエージング後とは言え繊細な音はする物の音の厚みに欠ける部分もちらほら見られます、何か別の傾向のHPも試してみたくなってきますね。(ここから病気が始まらなきゃ良いけどね(^^;;汗汗...)