別館PCチラシの裏日記帳 第2章

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鼻毛鯖のACPIを修正してみよう!(玄人向け!)  その3

②からの続き・・
4.ACPIテーブルの修正をする。
ここからが要!ACPIテーブルの書き換えを行います。
先ほどダウンロードした修正ACPI定義ファイルを解凍します。S70_RB内のACPI00_FIX.dslをメモ帳などで開きます。
Ctrl+Aで全選択をしてCtrl+Cクリップボードへコピーします。
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図では禿丸エディタを使用してますが、メモ帳でも大丈夫です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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Phoenix BIOS Editerをインストールして、インストールフォルダーには先ほどダウンロードして置いた
Microsoft ASL Compileの中からASL.EXEmsiファイルから抽出してPhoenix BIOS Editerのインストールフォルダーへコピーする事もお忘れ無く!でないと、リビルドに失敗します(msiからの抽出方法は各自調べてくださいここでは長くなるので省略)
Phoenix BIOS Editerを実行して27bite修正後の鼻毛のBIOS(BIOS2M.WPH)を読み込ませます。
左側のACPI Module→ACPI100.AMLを開いてください。
ACPI Editerが開きますので上と同じようにCtrl+Aで全選択後、エディタでクリップボードにコピーしていた定義ファイルをCtrl+Vで貼り付けをします。
後はそのままBIOSのリビルドをするとエラーが出ますので、
イメージ 3
Reserved Holeの中のHOLE0.ROMを選択後、削除します「Remove」を押して削除しておきます。
後はCTRL+UでBIOSをリビルドします。
 
5.鼻毛鯖のBIOSを差し替える
後は、ACPIテーブルを修正したBIOSを鼻毛鯖に書き込みます。
32bit XP or Win7を使用して居る方は、そのままWinPhlash 1.7.0.16 を使って書き戻しが出来ますが、64Bit環境の方は失敗しますのでUSBブートのDOS環境を作って書き戻した方が安全です。
 
ここから下は64bit環境の人のみご覧下さい。
USB DOS BOOTの作り方(一例)
先ず等、何処からかHPUSBDisk.exeを入手する。(自分で探してください(^^; )
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HP USB DISK Storageを起動して
1.USBメモリーのパスを指定します
 
2.Create a DOS startup at:にチェック
 
3.先ほど展開したXg54のBIOSファイル の中にもブートシステムが存在して  いますので展開したフォルダーを指 定すれば良い。
 startを押す。
KERNEL.SYS とCOMMAND.COMです
これらを直接コピーでは行けません!
 
USBメモリーにブートシステムを転送したら、Xg54の先ほど展開したファイルも(KERNEL.SYS COMMAND.COMはコピーしない)USBメモリーにコピーしておきます。
 
 ※2GB以上のUSBメモリーはFAT32を指定してください。
 
 
 
 
 
 実は、ここからも重要です!
 
イメージ 5Xg54用のBIOSファイルが入ったUSBメモリーの中身ですが、この中のBIOS2M.WPHのみを先ほどACPIを修正したBIOS2M.WPHと差し替えします(間違えないように!)
2MBのBIOSファイルしか書き換えする必要はありませんし、チェックも省略できますので
AUTOEXEC.BATテキストエディタ(メモ帳)で開いて下記のように書き換えます。
 
phlash16 /mode=0 /bbl bios2M.wph
 
実はコレだけでOKなのです。
後々万一のBIOS書き換えに失敗したときのためにオリジナルのAUTOEXEC.BATは
AUTOEXEC.BAK等と改名して保存して置いてくださいね!
 
後は、HDDや光学ドライブを全て外してから
作成したUSBメモリーを刺して鼻毛を起動します
 
 
 
 
 
←修正BIOSと差し替えます
 
 
 
BIOS書き換え中の画面はこんな感じ・・・
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こんな感じで、自動的にUSBメモリからブートしてAUTOEXEC.BATの内容が実行されます。
BIOS書き換え中は「ピーピピピピ・・・ピィー!」
とけたたましいビープ音が鳴りますが、致命的なエラーではありませんので安心してください。
でも心臓に良くないですよね・・・
心臓が弱い人はもうね、スピーカーのコードを抜いて置いてください(^^;
勝手にリブートも掛かりますのでかなりビビリます
(^^;
 ※もしリブートしたら即USBメモリーは抜く!
コレ凄く大切です!BIOS UPが終わったらUSBメモリーは必ず抜く事!
で無いと起動した際又BIOSの書き換えが始まってしまいます(リスクも2倍)
使ったUSBメモリーからAUTOEXEC.BATを別名にAUTOEXEC.OLD等にファイル名を変えておきましょう!
※そのUSBメモリーを刺すのはOSを起動してからにしてください!(何故か分かりますよね??)
そのまま誤って別のPCに刺して、起動したら?それが偶々Phoenix BIOSだったら・・大変な事になりますょ・・・;;
何と言っても、BIOSチェック項目は全部カットしてますからね(^^; (私の意向でカットしてます) 
BIOS変更時にはお約束!! 鼻毛だって例外ではありません。 
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Exit→Load Setup Defaultsをします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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SSDを使用して居る場合はAHCIはONでWin7をインストールしてみてください。
 
 
 
 
 
 
BIOSの書き換えに成功してもたぶんそのままでは改善されていないのでOSの再インストールをしましょう!
(ここまで作業した人は大したことないすね?(^^;;;; 実は一番大変だったり・・)
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で、効果はあったのでしょうか?
OSの再インストールをしないと何一つ改善されませんでした(^^;
しかし・・意を決してOSを再インストールした所・・・
何と!今まで鼻毛上のWin7で認識すらしないUSBキーボード(写真)がしっかり認識するようになってます! SSDAHCIモードでも無問題!
 
スタンバイ復帰でもUSBデバイスが認識しないとかの問題は今の所発生しておりません。
メインメモリも16GBでも起動にこけたりもしていないようですね。
と言う事は?大成功!(^^)v かな?(^^;
 
このBIOSの改変に辺り、しつこいようですが全てに於いて自己責任で行ってください。
コレにより、システムの損傷を負っても当方及びこの情報を発信した方へは一切責任はありません! 改変したBIOSの扱いについては、BIOSも著作物ですので無断で配布しては行けません!
S70/RBのBIOSにはシリアル情報も入っていますので絶対にNETにUPしないで下さい!!!!(自分にとっても何の得無し)
自分で試すのみにしてください。
※8MB(BIOS8M.WPH)のBIOSファイルもありますが、こちらの方は今回は書き換えは行いません。
   又、XgBIOSをそのまま変更して書き込めば良い事ですが上記の通りRBのBIOSには固有のシリアル情報  も載っているので敢えてRBから引っ張り出したBIOSを書き換えて戻す方法をとっています。
最後に・・
この方法でSSD C300/C400とかがAHCIモードで安定動作するのか知りたいのです。
もし、この修正方法で改善したとか有りましたら情報をお待ちしております!m(_._)m
尚、S70タイプPJと言う新製品が出ますがマザーボードが同じなら同様に出来るかも知れませんが、AHCIの不具合などの手抜きBIOSの改善が有るかも知れないので、情報収集してから行ってくださいね。 
 
※今回は効果があったように思えますが、ACPIを修正しても環境により必ずしもUSBキーボードやAHCIモードで安定するとは限りません。
BIOSに起因しない物つまり、相性問題と言う奴ですそういう場合も多々有ると言う事をご留意ください。
※2 新機種S70タイプPJについて・・
   友人宅でBIOSを吸い出して比較したら、全くRB(鼻毛鯖)と変わりが無いようです!
   つまり、何にもBIOSの修正は無し!AHCIの不具合もそのまま引き継いでおります(^^;
      逆に言えば同じ要領でACPIの修正が可能と言う事のようです。 
 
尚、諸事情によりこの記事は削除する場合も有るかも知れませんのでご了承下さい。