別館PCチラシの裏日記帳 第2章

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PT2x2のまとめなど・・

7/31更新
PT2 x2のまとめ
もう、今まで待ちに待ったPT2x2ですが大きく期待外れでPT2→PT3(PX1かも)の繋ぎとしての役目としてもあり得ません(^^;
過去にもこんなに酷い物はあったのかな?と言う気もします。
フリーオでさえも突然死亡(羊羹剥がしの高度なテクニック?で復旧可能・・な場合も)なんて言う事はあったけどこんなに酷くありませんでしたよね?こちらは値段があれですが、しっかり付加価値もあります(B-CAS鯖)
し、独自のドライバーやアプリも揃っていてサポートさえもある程度されていたようです。
そう言えばbondriversの語源もフリーオの形の凡(ぼん)から来てるんですよね?(違ったっけ??(^^; )
 
デカルチャーPT2x2の軽いまとめ
1.結局正式のドライバーという物が存在しない。
  結局これとは関係のないアースソフトの公式ドライバーを使用しなければならない(完全に黒)
2.PT1の100シリーズドライバー(PT1-Windows-Driver-100.exe)を使用しないとBS/CSの視聴が出来ない。
3.どうやらIntel P45環境では高確率で動作はする様だ(OSはXP Vista 7の32BitならOK)
    Intel環境であっても動作しない場合がある。
4.AMD関連に関してはBSodが高確率で出てくるが普通はそのコードを読んでドライバー開発者に伝えれば解  決する場合が多いがそれすら出来ない状況。(非常に動作環境を選ぶ為に初心者向けではない)
5.仕入れが多いのか平然とヤフオクなどで販売は継続している。
とまあ、良い事は見当たらないと言うのが現状で実際に入手して動作確認をしたという報告もあまりない。
やはり私も含めて用心して購入には踏み切れないのが現状のようです。
ただ、動作すればの話ですが同系チューナー上でBS/地デジを受信した際PT1みたいな地デジのC/N値の悪化が見られないと言う事。(回路設計自体は独自でやっていたみたいです)
まあ、ネタでも高い\16,800では購入は慎重にならざる得ないです。
\9,800位なら・・・私もG45環境が1つ余ってますので買っても良いかな(いやPT2の予備機が1つ有るからいらないです(^^; )
関連掲示
と言う事でメーカーからも何のコメントがありませんし進展のないままですかね・・・
 
見えない敵?ゲリラ豪雨と異常伝搬
今年はゲリラ豪雨が多発してますよね。東北地方も勿論例外ではなく、昨日も秋田や岩手ではかなりの豪雨があり被害も出ているようです。(山形は何故かカンカンに晴れてましたが(^^; )
ゲリラ豪雨による建物や道路の被害に比べれば屁みたいな物ですが、そのお陰でBSの録画が失敗している事が多いんです!(去年は0件今年は既に5件くらい)
それもその筈でBSは空から降ってきます雨も空から降ってきます(当たり前です地面から沸いてきたら怖いです(^^; )積乱雲にはメチャクチャ弱い様な気がします。
雷雲が近ずいただけで16db位有るC/Nも5db以下になる事がしばしばあるようです。
それが録画が近づいてきた時に起きた時には・・「うぉー早くどっかいけ!」と念じてしまいますよね(^^;
因みに地上波についてはゲリラ豪雨の影響は送信所に落雷とか起こらない限り殆ど起こりません。
(因みに、我が県の小さな放送局?さくらんぼテレビ(フジ系)は落雷でよく停波してましたが(^^; )
しかし、もう一つの敵が居るんです!それはラジオダクトとかトロッポと言われる対流圏の屈折による異常伝搬という物、夏場に良く発生します。(主に後者の方と思われる)
それが起こるとどうなるのか?地デジの存在しなかった時代は普段映らない遠距離の局が受信できました。(山形でVHF帯の東京タワー波が受信できてたのもその現象が起こっていた為)
しかし、地デジの時代になると・・・単なる電波障害として悪さをします。
と言うのは密に詰められた地デジのチャンネルプランに問題があるんです!
そもそも隣接していても同一チャンネルを使用しているというのが問題であって異常伝搬が起こるとその隣接地域の放送波も飛んできてしまい混信が起こりC/Nの悪化を起こしてしまいドロップやブロックノイズの元になってしまうわけです。(幾らデジタル時代でも混信だけは避けられない問題)
しかーし、地元で使っていないチャンネルとかだと地デジでも地域外の放送も復調できてしまう事もあります。山形では福島のテレビ局がガッツら受信できてしまう事もしばしば・・・(VHF帯と違って非常に短い時間ですが)
今年はこの異常伝搬の混信と思われるブラックアウトが多い様な気がします・・・このジメジメした気候のせいでしょうか!?
完全地デジ化の前にこの事も視聴者に周知させる必要があるのでは?と思うのですがねぇ・・
しかし、アナログ時代はEスポによる混信問題(1-3chの韓国、ロシアのFM放送の混信)に関してはNHKでもPRしてましたが、地デジは映るか、映らないか?でしか判断は出来ず受信障害の原因を解明するのが困難なので、知らんぷりされているだけなのです。
と思ったらちゃんとNHKのサイトで解説されてるんですね。すみませんm(_._)m
 
でも、放送局側も全く無頓着と言うわけでもなく隣接地区方向に電波を飛ばす必要がない場合その方向に電波が飛ばない様にビームパターンを付けています(完全な無指向性ではない)
混信対策の他にスピルオーバーにより地元視聴者を奪わないようにする地元局への配慮という意味合いもあるようです。
これらのBSの積乱雲による減衰と混信対策はケーブルかフレッツテレビが良いのですが・・・ここ田舎なんでどっちも来てません(^^; (ケーブルはBS/CSがトラモジなので却下!)
 
※ラジオダクトとはそもそも何?
PC de Digital TVの方でチョット述べましたがそもそもラジオダクトやトロッポって何なのでしょう?
ラジオダクトとは気象状況(蒸し暑い時に良く起こります)により大気圏内に電波を屈折するプリズムのような物が出来たと想像してみて下さい。プリズムとはデジカメなどに良く使用される物で光を意図的に屈折させてレンズから直接見えないCCD素子へ光を送り込みます。ラジオダクトも同じように電波を屈折させて直接届かない地域へ電波を運んでしまい混信などの副産物をもたらします。
伝搬レンジも広大でHF-Highバンド(21MHz以上の短波)/VHF(超短波)/UHF(極超短波)までもが屈折されてしまいます。地デジはUHFなので障害の対象になるわけです。
似たような現象にEスポ(スポラディックE層)による伝搬がありますがラジオダクトとはメカニズムが全く違います。こちらは大気圏外にある電離層の一種で突如として普段電離層では反射しない超短波帯の電波(30MHz~150MHz)まで反射してしまう事があります。(HFの15MHz以上の電波も強力(効率よく)に反射させますHF帯を使った通信には一役買ってるのですが・・)こちらは屈折ではなく反射による障害です遙か上空に電波を反射する鏡が出来ると思って下さい。
こちらの電波障害はラジオダクトとは違って強烈で1000km以上の遠方の局が障害の元となります。
(隣接地域でなく海外のFM放送が混信の元となります)アナログのVHF-Lo ChとFM放送が障害の対象になります。
FM放送では東北で沖縄や九州のFM局が聞けたり更には韓国、ロシアのFMまで聞けたりしてしまいます。飛んでくる電波も強力で、ラジカセのロッドアンテナだけでガンガン韓国や国内遠方のFM局を聞く事が出来るのです。
所が・・アナログテレビだとVHF-Loチャンネルでは韓国のFM放送と周波数が同じな為に画面にスジが出たり最悪FM放送の音声まで聞こえたりしていました。
しかし、電離層の反射上限はせいぜい150MHz程度ですので地デジには影響する事はありません。
地デジ完全移行によってEスポによるTVの電波障害については解決される事でしょう。
但し、VHF-Loには地域のマルチメディア放送の周波数が割り振りされるみたいですが、今度はこちらの方が「あれ?カーナビおかしいね???」とか、韓国のFM局の混信のターゲットになるかも知れませんね(^^;