別館PCチラシの裏日記帳 第2章

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ファイルサーバー用Atom PCの製作(OS編)③活用+ベンチ

取りあえずベースマシーンもファイルサーバーとして機能するようになり、気がついたのはNASとは違って偉いファイル転送が速くなりかなり快適になりました(^^)
折角なので、ベンチマークテストを今までのNASと比較しながらやってみました。
どんだけ速いのかお馴染みのCrystalDiskMark 3.0(Win7では64bit版を使用しました)でベンチマークテストをしてみました。
そしてこちらが今までのNAS(Crega CG-NSC1000GT 内蔵HDD WD10EADS)と今回のAtomD510 Ubuntu鯖(HDD WD10EARS 低速病対処済み )の比較ですが・・・何?この違い(^^; ・・・
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   D510 Atom+Ubuntuサーバー            CG-NSC1000GT(NAS)
ファイル転送は速いな・・・と直ぐ体感できましたがこれほど違うとは(^^;
Readに関しては多分蟹さんNICボトルネックになってこの程度なのでしょうけど(これでも速い)Write性能は劇的に向上しているのが分かります。
試しに、BSで録画した約4GB有る30分の番組を転送した場合NAS7分も掛かりますがAtom鯖はたったの1分15秒程度で転送は終わります。
転送速度はNASは 最大12MB/s Atom鯖が 最大72MB/sと言った所です。
単体HDDでも高性能NASキットには及ばない物のそれに迫る転送速度が得られました!
CPUがCore2Duo E7200+G33(NEC S70SD)の時は更に速く100MB/sは超えていたと思います。コッチをサーバーにした方良かった??? いや、省電力と言う事を考えればコレで良いのです (ファイルサーバとしてはオーバースペック)
気になった、WD10EARSの低速病もあのお呪いが効いたのか???発病してません(^^;
かなり大量の10kb 程のテキストファイルの転送もアッという間に終わるようですしね。
※Jumbo Frameは他のPCやNASに影響すると行けないので敢えてOFFにしています。
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因みに、同じようにAtomD510(Intel D510MO)でWinXPを使用してファイル共有をした場合のベンチ・・・
所謂PT2録画PCのファイル共有のベンチなのですが、Readに関しては大きな差は見られませんがWriteはかなり遅くなってしまいますね。(Linuxサーバーつおい(^ω^ ;) )
Win7Vistaを使用すればこれは解決される・・・でもWin7REGZA(Z1以降は連携が出来るがSMB共有については以前と状況は変わらず・・)ではチョット・・かといってVistaAtomにはチョット・・(^^; ・・・だからロースペックPCでも軽いLinux系のsambaなのです
 
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Regza(Z3500)のHDDテストでもこの通り・・・上 Linux(Samba) 下WinXP(smbファイル共有)
同じD510Atomでもこんなに差が出るんですね・・・・ウーム・・
因みにネットワーク接続で両方OKが出たのは初めて見ました(^^;
 
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録画したtsファイルを適当(^^;にUbuntu鯖に転送してRegzaで表示してみた。
流石!Win7ではコケるSMB共有も全く問題なし!RegzaLinux PCみたいな物ですからUTF-8を指定してあれば文字化けも無く良い感じです(^^) でも何で子供には絶対見せられない みつ**え なんでしょうね?
(^^; (^^; 細かい事は良いんです!
因みに、smb.confに unix charset = UTF-8 を記述しないと文字化け所かREGZAからはファイルが見えませんのでご注意を!(実はここでハマッた経験者は語る(^^; )
再生に関してもシークが恐ろしく速くなり今までモッサリしてたのがUSB HDDと大差ない様です。
別領域にREGZA専用の録画スペースを作っても良いかもしれませんね。
 
取りあえずはファイルサーバーは完成しました!これから付加予定と考えているのは最近のNASでは標準となりつつあるDLNAサーバー機能は是非付けたいところです。
後は、もう少しセキュリティ設定の方もつめてみたいと思います。
出来ればPT2での録画機能も・・・(何度も言ってますね(^^; まっ余裕があったら実験しようかと思いますが)
※その後PC de DigitalTVの方でUbuntu10.10DISKTOPを使ったPT2の録画環境の構築をしてますので併せてご覧下さい。 
 
NASではギガイーサーに対応していても安価な物は実際はあまり効果がない物も見受けられます「クロ箱」なんかはそうでした。
まあ、もう6年近く前の製品だから致し方ないと言えばそれまでですね。(当時は未だアナログで録画していたのでtsファイルの様なでかいファイルは無かったですしね)ようやく、ギガイーサーの本領を発揮する時が来たみたいです。
マザボAtomでもION何か付いていない最安の物で済みますし、消費電力に付いてはNASよりは少々劣りますが、3台も4台も1~2TBのNASを並べるよりはずっとスマートでHDDもサーバーに集約すれば消費電力的にも有利に!
PCだからHDDもPMPやUSB接続でドンドン増やせますしね。(但しUSB接続だとそれがボトルネックとなり大きくパフォーマンスが落ちるのを確認・・・特に書き込みが30MB/s位に落ち込みます!転送側のPCも同じくUSB2.0接続だと同じくらいパフォーマンスが落ちます。(当たり前(^^; )出来ればe-SATA接続で接続した上でファイル転送を行った方が良いみたいです。(USB2.0接続だと2倍以上時間が掛かりますので)
ホスト側の方もUSB3.0の付いたママンが良いかも・・消費電力が少々上がりますけどね(^^; )
 
と言う事で、Atomでも転送速度が速くNASでは味わえない快適さを皆さんも試してみては如何でしょうか? 
 
※設定終了後、直接転送速度が落ちたりする事はないようですがSystemが高負荷状態(常にCPU使用率50%)に陥りました原因はよく分かりませんが、取りあえずシステムのアップデートをする事でどうにか落ち着いてくれたようです。
 
= 製作後記 =
セキュリティ関連の設定とHDDの増設NASからのデータ移行なども行い中々調子よく動いていたAtom鯖ですが何を血迷ったか?誤って10.10にアップデートしてしまったようです(^^;
「あっ!!」と思って時は既に遅し・・・後には引けずに最後までアップデートをしてしまいました。
うーん・・中々調子悪いです 設定を見直したりsmb.conf を再編集するも他PCから見えなくなってしまった・・・
再インストールが一番の近道かも・・(^^;
と思ったら・・再インストールは避けられました、よく見るとsmb.conf がアップデートをする時に書き換えられてしまったようです、そう言えばアップグレードする時にSambaが何たらかんたら英語でメッセージが出てたみたいですが、構わずインストール下のが間違いかも?どっちにせよ無用なアップグレードは避けるべきですね。(セキュリティアップデートは大丈夫です)
あと、「Linux活用」の書庫を増やしましたが、ここは覚え書き程度にカキコしていきたいと思います。
Ubuntuファイルサーバーその後の機能追加や設定などについてはそちらの方に記載します。