別館PCチラシの裏日記帳 第2章

世界一!長ーい記事のブログを目指していますw

RYZEN PRO 4650GをA300で使ってみる!

DeskMini A300で 2400G→4650Gに換装してみた
あなたホントにDeskMini A300?? 飛躍的にCPU性能はUPしたのだが・・・

と言う事で、テストはA300(非対応だが動作する)でするか?既存のX570ママン(正式対応)でするか迷いましたが、X300での使用を予定していますので敢えて、メーカーでは非推奨ですがA300でテストしてみる事にしました。

動作するんだったら試したい年頃なのですw(^^;X570とかB550での動作検証は他でも多数有るので彼方を参考にして頂き・・
敢えてイレギュラーな使い方をするのが昔からのアムダーの使命なのです。
今始まった事では無いのです昔は2コアCPUの3コア化とか流行りませんでしたか?
イレギュラーな使い方ももう一つのAMDの楽しみ方、後は安定して使えるまで苦労したりしますよね?(メモリ周りを中心に不具合が出やすいのも昔からw)不安定とはいえ現行のZEN2はかなりマシになってますよね、でも新APU PRO 4000Gシリーズに付いては未だβテスト段階だろ?と思ってしまう程安定しているとは言えません。特にメモリの相性もA300/B550問わず出ているようです。オーバークロッカーの彼によるとHynixチップでAPU高負荷時の即落ち問題とか、ネイティブで有ろう3200MHzで不安定、3600MHzは安定とか訳の分からない現象も出ているようです。

動作環境
本体      ASRock DeskMini A300
メモリ     Kingstone HyperX DDR4 2993(定格) 8GBx2(16GB)
CPU      Ryzen Pro 4650G 6C/12T TDP65W
CPUクーラー Noctua NH-L9a-AM4
UEFI Ver           3.60N

先ずはUEFIを更新しましょう。
4000シリーズに対応した3.60Lの修正版3.60Nが中華サイトにUPされていますが、又修正版の3.60Rが出てますのでこちらの方も試してみてください。

吉田さんの所ではチャンと起動していたようです(^^;

https://www.reddit.com/r/ASRock/comments/i9xknz/new_bios_for_deskmini_a300/
ここから対応UEFIをダウンロード(3.60R)してダウンロードしたUEFIを解凍します中のUEFI本体だけUSBメモリのルートに置いて、後は何時もの通りUEFI上のInstant Flashを使用して書き換えを行うだけです。超簡単!
簡単ですが、コレ書き込みをするとメーカー保証が無くなりますので心して行ってくださいね、A300が発火しようが、UEFIが飛ぼうがそれは自己責任です!それはアムダーの掟ですからねw(^^;(淫厨もです!w)

書き換えが終わったら今使っているAPU(3400G/2400G等)で正常動作するかも必ず確認しましょう!Bristol Ridge等古いAPUだと3.60L以降だとサポートしませんので動作不可能となりますので注意ですね。2400Gとか3400G等は影響は有りません。
まあ、コレもEPROMの容量制限から仕方なく古いプロセッサーの対応を打ち切るしか無いんですよね。B450もZEN3は対応するがRenoirはサポートしないと言うのもその関係かと思います。(メーカー独自でRenoirにサポートしている場合も有ります)この制限は元々はIntelの仕様から来る物で仕方ないのかな?AMDと違ってIntelはCPUが変わる毎、例えアーキテクチャが変わらなくても今回のCometLake見たいにヘーキでソケット変えちゃったりしますからね(^^; USER(自作erに限る(^^;)の立場を考えてアーキテクチャが変わろうともソケットを変えないAMDを見習ってくださいm(__)mペコ

スッポン!に気をつけつつAPUを換装!
グリグリしてからバッカン!!な!流石熊グリスですね1年半近く結構使っていたDeskMiniなのですが全然グリスが固まっていません!勿体ないからCPUに付着したグリスを再利用してと(^^;

f:id:hirorin999777:20200815220307p:plain

AMDは手袋は絶対ダメよ!!(^^;PINが引っかかって危険!心配な人はリストラップを使いましょう。私はどっちも何もしなくて素手ですが?一回も壊した事はありません脂っこいから帯電しないんでしょうねw(デブじゃ無いですw)

後はCPUクーラーを取り付けて完了!Noctua NH-L9a-AM4はマザボを一旦外さないと付け替えできないからチョットめんどくさい。引っかけるタイプはそんな時に便利ですよね。

では電源を入れてみます・・・ドキドキ・・
CPUを変えた時はなかなかPOSTしないので気長に待ちましょう1分程放置するとPOSTしますので焦らないで!POSTしたらDelete連打でUEFIへ入ります。
どうだ?ハイ!この通り紛れもなくA300のUEFI画面です

f:id:hirorin999777:20200815220538p:plain

見事CPUも認識してますね(^^)メモリも懸念していたHynixですがPOSTは大丈夫です!ネイティブ2993MHzで認識していますね(メモリ定格)
そのまま既存のWin10を起動しましたが別に問題は有りませんね(見た目はねw)ただ、3Dソフトを立ち上げようとするとそのままでは即落ちしますHynixチップの即落ちの不具合だと思いましたがAMDのドライバーを最新版に更新する必要があるようです。
公式から、新しいバージョンの「AMD Redion Software」をダウンロードして再インストールをした上でグラフィクスドライバーの更新を行う事で解決します。
それでダメならOCメモリ(Hynixチップ)では無くネイティブ3200MHzメモリに変える等すれば解決するかも知れません。とにかくAPUはメモリ相性が出やすいのです・・
A300ではASRockさんの方ではRenoirコアの対応はしないようですしメモリ相性はA300のUEFIでは解決出来る問題ではありませんX300の登場を待ちましょう!
A300でも4650Gは私の所では今は安定して動作してますが、VRMの温度がチョット高いのが気になっています。長く使うには不安なのでX300に乗り換えは勿論考えています。

A300ではCPUのOCは出来ませんが(X300では可)4750G等の高負荷時に電力消費量の多いCPUを使用したりOCを常用して高負荷(エンコ等)作業を常用するPC程突然の青画面に遭遇する事がありますある日突然不安定になるのですょ・・それはVRMの劣化で起こる物で昔VRMが貧弱な時代はよく発生しました。A300は決して優秀なVRMとは言いがたいのでハードな使い方には向いて居ません!ハードな使い方を想定している方はVRMが比較的しっかりしていてフェーズ数が多いMINI-ITXのプラットホームの方が安心できますね。(デカくなるけどATXが一番安心!)

と言う事で、見た目は何も変わりないのでベンチを取っていきましょう!

各種ベンチマーク

CPU-Zの表示はこんな感じです。

f:id:hirorin999777:20200815221901p:plain

CPU-Zでも正しくRyzen 5 Pro 4650Gとして認識してますね。よく見るとコア電圧がZEN2の3800Xから比べて低いですね、コレは省電力を意識して低くなっているのかも?

CINEBENCH R15 

f:id:hirorin999777:20200815222355p:plain

左が2400G右が4650Gのスコアになりますが、世代も初代ZEN~ZEN2の進化はすばらしい物があります2コア増えただけだから33%位かな?と思いきや!?2倍近い値が出てます。初代ZEN→ZEN2コアの差はココまで違う物なのですね、Intelさんと違って微増では無く結構違う!流石AMDですねw

一方のOGLに関しては僅差に止まっているようですね。今回の進化はGPUでは無くCPU側ですのでこんな物でしょう。

CINEBENCH R20

あまり基準が無いのですが今回からはR20も取る事にしました

f:id:hirorin999777:20200815223225p:plain

左が2400G右が4650Gこちらもやはり2倍近く性能がUPしてますね。

FF14ベンチ

f:id:hirorin999777:20200816230425p:plain

次にGPU側の進化も見て見ましょう・・上が2400G下が4650G何も変わらないんで無いの?(^^;誤差程度の僅差しか出ていませんね。

FF15ベンチ

f:id:hirorin999777:20200816230808p:plain

もう言う事無いですw微妙~低設定で実施しましたがコレでも紙芝居にならないのは相変わらず凄いですねw一応、新型APUのメンツを守って居る感じでしょうか?

と言う事でCPU性能は飛躍的に向上しましたがグラフィクスは残念な結果ですPRO仕様だからかな?(チョット違うと思います)

f:id:hirorin999777:20200816231715p:plain

OCCTのPowerを使用してCPU/GPU同時に負荷を掛けた場合、パッケージ温度は98℃に達して4200MHz程度出ていたのが徐々にクロックが下がり10分後には3500MHz位まで下がってしまいました。CPU温度こそ100℃は超えませんがVRM周りが100℃超えてますまあ、この時エアコンが壊れちゃったので室内33℃位でデータを取って居るのも原因かも?(^^;夜(室温26℃)取り直したら100℃未満(98℃)位までピークは下がりましたがA300では4650Gは良いけど4750Gはホントギリギリ動作しているのかも?

UEFI 3.60RではMAX TDPを設定できますのでゲーミングや映像編集、エンコードはAuto(MAX TDP 65W)普段使い、リモートワーク用途ならMAX TDP 35W or 45Wの設定にすると良いかもしれませんね。35W設定にするとCPU温度は結構押さえられますので今年の夏は未だ未だ残暑が続きそうですので暫くは35W設定にしておけば良いのでは無いかと思います。室温38℃w(^^;で35Wの場合73℃に押さえられていましたw(パソコンも良いけどいい加減エアコン買い換えますhi 来年ね(^^;)

と言う事で今回は実験と言う事でA300では常用したくないのでX300を首を長くして待ってます・・

そして、一番感じたのは2400Gに比べて画像、動画編集又エンコは勿論、普段使いのブラウザやYouTubeを開くにしても全てに於いてサクサク感が感じられるんです!

こんなのは久しぶりですね、昔はCPUクロックが上がるとそれだけPC全体がサクサク動くようになったんですが最近はそんな事殆ど無いですよね?(^^;

気になった事も書いておきます。

先ずWindows10でスタンバイボタンが無くなった??スリープできないんじゃ??何でだ??(吉田さんの所でもなってましたのでUEFI 3.60R(Nも)の問題ですね。)

※但し、ランチャーから休止状態にはできます。

次にLinux(Ubuntu 20.04ベース)環境でYouTube等の動画を見ていると突然再起動が掛かるようになったドライバーの更新が必要なのかな?

Linux Mint20(MATE)で音が出ない不具合もありますドライバーを当ててもHDMIでは音が出ません(やり方が間違っているのかもしれませんが)但し、LinuxディストリビューションWindows FXと言うWindows10のパクリのような?(^^;ディストリビューションがありますがこれも同じくUbunth 20.04ベースなのでがコチラではチャンとHDMI経由でも音が出ます。

参考リンク

https://itigic.com/ja/linuxfx-windowsfx-linux-distro-identical-to-windows-10/

※実はRyzen 4000シリーズAPUはWindows10(64Bitのみ)だけでは無く公式でUbuntu20.04.1以降(64bitのみ)正式対応となっています。(4000シリーズに換装の場合クリーンインストールした方が良いかも?)

 私の環境では以上2点が気になった所ですね。

何度も書きますが、実験は各自の責任でお願いしますm(__)m

2021/10/04追記

※この環境でWindows11もRadyPCに!!3400G買うよか全然良いですね。

てか・・やってしまいました(^^; 8月に出たばかりの5600GをA300で使おうとして無理矢理X300BIOSを書き込んだら・・起動しなくなりました・・orz BIOS飛んだ?しかもBIOSチップはSOC(直付け)ROM焼きめんどくせぇぇw